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新しいPixelやiPhoneは“売れていない”? 店員が語るその理由

ITmedia Mobile / 2025年1月22日 12時5分

新しいPixelやiPhoneは“売れていない”? 店員が語るその理由

新モデルの売れ行きが、ランキングほどに良くないように見えるのはなぜ?

 携帯電話の販売に携わっていると、1年の数え方は4月にスタートする「年度」で考えることが多い。販売から身を引いてしばらくたつが、今でもその癖は抜けていない。

 2024年4月から始まった2024年度も、既に4分の3を消化した。ちょうど年度の中間に来るタイミングでGoogleの「Pixel 9シリーズ」やAppleの「iPhone 16シリーズ」がリリースされた。今回のPixel 9シリーズは外観にやや大きな変化があった。iPhone 16シリーズも、いわゆる無印モデル(iPhone 16)とその大画面モデル「iPhone 16 Plus」についてはカメラの並びが変わり、見た目の印象が大きく変わった。

 これら2つの人気シリーズだけでなく、モトローラ製の廉価なフォルダブルスマホ「motorola razr 50s」「motorola razr 50d」を始め、12月までの間に特徴的なAndroidスマートフォンも複数登場した。携帯電話ショップの端末コーナーを見ると、2024年度に入ってから発売されたスマホが主力となっており、ここ数年の中でも“新鮮味”が強めな状態で1~3月の「春商戦」に突入することになる。

 端末の販売ランキングを見てみても、2024年度に入ってから発売されたモデルが上位に入っており、人気モデルは確かに売れてはいるようだ。しかし、携帯電話ショップの店頭の様子を見ていると、スマホがそれほど売れているようには見えない。実際に店頭で接客をしているスタッフに話を聞いてみても、スマホが売れているという実感はあまりないようだ。

 ランキングとは裏腹に、新モデルがそれほど売れていないように見えるのはなぜなのか――現役店員から話を聞いた。

●新モデルの売れ行きは“微妙”?

 新モデルが発売されると、店頭に長蛇の列ができ、端末の手続きや受け取りに何時間も待たされる――それは、もはや過去の光景といえる。

 最近では各キャリアの「オンラインショップ」を使えば新しいスマホを家で受け取れるし、店頭で買う場合も「来店予約」をすることで待ち時間を極小化できる。ゆえに、店がごった返すような“祭り”が起こりづらくなっているのだ。

 しかし、祭りにはならないとはいえ、先述の通り販売ランキングを見ると、新モデルは“売れている”。携帯電話ショップから以前のような繁忙さを感じられないのは、なぜだろうか。店員はこう語る。

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