1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

わずか86gの4Kカメラも登場──今年の「GoPro」新製品はテイストが異なる2機種だった

ITmedia NEWS / 2024年9月5日 8時10分

 水中で使うときに手放してしまっても浮かんできてくれるFloatyと衝撃への耐性を高める保護スリーブの2つが専用のオプションとして用意されている。

●レンズ交換も可能なハイエンド機HERO13 Black

 従来モデルのアップデート版がフラッグシップのHERO13 Blackだ。カメラとしての性能の強化、拡張性の強化、そしてGPSの復活。この3つがトピックかと思う。

 HERO9から始まったフォームファクターは、この13 Blackで完成したという。

 基本性能面では5K/60fps、4K/120fpsと従来と同様だが、新たにHLG規格のHDR動画に対応。720pであれは400fpsという超スローモーション(15秒間で13倍のスローモーションとなる)撮影にも対応した。

 バッテリーは少し大きくなり、1900mAhへ。フルHD/30pの場合、2時間半以上の長時間撮影が可能になった。

 より注目したいのは拡張性。長時間撮影を行うためのドアキットは、マグネットで装着する電源ケーブルと接続。カバーを閉じたままで給電できるので過酷な環境でも外聞電源を接続して撮影できる(Contacto)。

 続いてはレンズ。前面に装着するレンズモジュラー(コンバージョンレンズ)としてHBシリーズのレンズを4種類用意した。

 超広角レンズモジュラーを付けると画角がデフォルトの155度から177度に広がる。

 今回、新たに1:1のアスペクト比が用意されたので、超広角レンズモジュラーを付けて1:1で撮れば撮影後に縦位置でも横位置でもクロップして作品にできる。これはいい。

 マクロレンズモジュラーはマクロ撮影用。AFは持たないのでマクロレンズモジュラーのリングを操作してフォーカスを合わせる(ピーキング機能付き)。

 NDフィルターは4パック。ND4からND32まで用意されており、昼間でもわざとシャッタースピードを落とす、あるは明るすぎてシャッタースピードが上がりすぎるときなどに使える。

 4つめはアナモフィックレンズモジュラー。映画のようなより広いアスペクト比の動画をクロップせずに撮影できるレンズ。

 これらのレンズは装着すると自動的にカメラに認識されるため、いちいち設定する手間がないのもいい。

 発売はアナモフィックレンズが2025年、それ以外は今年秋を予定している。

 続いてはマウント。

 折り畳み式のマウントフィンガー(いわゆるGoProマウント)、マウントフィンガーを折り畳んだ時に使える1/4インチの三脚穴に加え、GoProでもとうとうマグネットを使ったマウントが追加された。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください