ガチャマシン開発者は「電源いらず」にこだわる? タカラトミーに聞いたカプセルトイ60年の歴史と矜持
ITmedia NEWS / 2024年10月31日 19時35分
アメリカからやってきたガチャだが、欧米にもガチャマシン自体を輸出している。ただ、アメリカだとドルが紙幣なので、中々難しいのだという。25セント硬貨4枚で1ドルだが、今どき、1ドルのカプセルトイはほぼない。
日本でもメインの価格帯は300~400円となっている。3ドルとしても、コイン12枚が必要で、それはあまり現実的ではない。逆にアジアはコインが多いので、台湾などには大量にガチャマシンが並ぶ店舗も多いらしい。コインのサイズや材質を現地のものに合わせれば、輸出用が簡単に作れるのも、無電源、フル物理のマシンの強みだろう。
それにしても「ガチャ2 Ez」は、発売から17年経っているのだけど、古さは全く感じられない。もっとも、途中で社名が変わったりもして、ロゴなどのシールは変わっているのだけど、デザインはそのままだ。しかも、ガチャのカプセルトイになったり、貯金箱になったり、さらにはバックパックにまでなっているけれど、どれも、つい欲しくなる程度にはカッコいい。
「でも、これが完成というわけではないですし、個人的にやりたいことはまだありますから。時代に合わせた進化は続けたいですね」と福本さん。
実は、カプセルを開けやすくした経緯とか、新しい素材を使ったカプセルの開発など、マシンの中身であるカプセルについても、色々面白いお話しが聞けたのだが、それはまたの機会に書いてみたい。
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