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“空飛ぶカメラ”ってどう? 自撮りミニドローンを試して分かったその面白さとハードルの高さ

ITmedia NEWS / 2024年12月15日 12時20分

 俯瞰モードで上空まで上がっても、数10秒で降りてくるので待てばいい。さすがに小型軽量だけあって、風にはあおられやすいので高く飛ばすのは向いてない。

 あとは、Hoverの下に手のひらを持ってくればそれを検知して着地してくれる。

 手のひらから離陸して手のひらに着陸するっていう流れがすごく楽しいのである。

 なお撮った写真や動画はWi-Fiでスマホに転送しても、USBケーブルでPCにつないで吸い上げてもいい。

●マニュアル操作に挑戦

 本体だけでも飛ばせるとはいえ、製品をアクティベートしたりモニタリングしながら撮ったり撮った写真や動画を見たり撮影モードを細かくセッティングするにはスマホアプリが必要で、これがホーム画面。

 Hover自体は録音機能を持たないので(もっててもファンの音がはいるだけだし)、ここで後から音声をいれることもできるのがユニーク。

 HoverにWi-Fiで接続すると、アルバムを見たり設定を行ったり、マニュアル操作をしたりできる。

 ここで各モードのカスタマイズが可能だ。

 さらに指定されたベーシックモードでの飛行を指定された回数行うと、アドバンストモードのロックが徐々に解除され、多くの機能が使えるようになっていく。

 ストップモーション撮影もアドバンスドモードだ。

 この段階を追って使える機能が増えていく仕組みは慣れないでむちゃな飛行をしてトラブるのを防げていい。

 慣れたらマニュアルモードだ。

 スマホの専用アプリとつなぎ、画面を見ながら操作しつつ撮影できるというドローンらしい機能だ。

 見ての通り、一通り動きを制御できる。ジンバルの上下はカメラの角度を示す。正面から真下まで向きを変えられるのだ。

 そして画面左の丸いボタンを押すと撮影。

 ただドローンを自在に操って車載カメラを楽しむ、的な設計にはなってない。上昇下降や前進後退の速度も固定で、ゆるやかに動く。だから、ドローン操作に慣れてない人でも安全。一気に速度を上げて「あぎゃー」と言ってる間に木にツッコむとか壁にあたるってことがないからね。

 むしろ、ドローンを動かしながら構図を決めて、ここだというところで撮影するという、「空中浮遊カメラ」なのだ。

 そこが面白いところなのである。

 なので、HOVERAir X1 Smartは小さなドローンを自在に操って風景を撮ったりスピード感ある映像を撮りたいとか、アクロバティックな飛行を楽しみたい人には向かない。ある程度以上の低空飛行はできないし、何かにぶつかると検知してすぐ着陸する仕様になってるし。

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