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今年はどんなデジカメが出てくる? 価格高騰の今だから期待したい“後継機”

ITmedia NEWS / 2025年1月4日 12時20分

 オリンパスからカメラ事業が切り離されてOMDSになって以来、21年の「P7」を最後にPENは出てないのだ。

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 このP7も中身はかなり古くなっているし、USB端子もUSB Type-Cじゃないしで、そろそろ被写体検出AFを搭載したレトロなデザインでアートフィルター推しで出すのにいいタイミングじゃないかなという気はしておりますがいかがでしょう?

●画作りにこだわった機能が目立ったよね

 デジタル一眼のトレンドとしては、ここんとこAIを駆使した被写体検出AFやリアルタイムトラッキングが中心で、それはもう今年も変わらず。AIが絡んでくるともう毎年進化はし続けるわけで、そこは各社の従来とは異なる技術力や資本力が関係してきそうで大変そうなのだけど、AIと高速センサーを中心に進むのは間違いないだろうなと。

 もう一つ、24年に興味深いトレンドが出てきた。

 個性的な色や階調といった画作り推しだ。

 もともと、どのカメラも「ピクチャーコントロール」や「ピクチャースタイル」「ピクチャーモード」などの名前で撮影時の色や階調やシャープネスの組み合わせを選べるのだけど、どれもメニューの中にあり、マメに変える人ってあまりいなかったと思う。

 各社とも違う名前がついてるので、ここでは暫定的に「画作り」とします。それが、24年の新製品で表に出てきたのである。発端は動画クリエイター関連じゃないかと思う。

 そして最初に動いたのがパナソニックの「リアルタイムLUT」だ。LUTは「ルックアップテーブル」の略で映像用語なのだけど、それを写真と映像の両方に適用してきた上に、S9に専用のボタンを設けたのだ。

 しかも、スマホを通してダウンロードしたLUTをカメラに転送して当てたり、スマホでオリジナルのLUTを作ることもできる。調整できる幅はかなり大きく、画作りを楽しもう、というのが前面に出ているのがすごく伝わってくる。

 今の時代にすごく合ってると思う。

 S9と同時期に動いてきたのが、以前から「フィルムシミュレーション」を推してきた富士フイルム。

 なんと「X-T50」では、左肩というアクセスしやすい場所に「フィルムシミュレーションダイヤル」を積んできたのだ。メニューを介すことなく、ダイヤルだけで画作りを選べるのである。

・【関連記事】「動画より静止画を撮りたいんだー」という人に富士フイルム「X-T50」は超オススメかも

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