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「『逆転シリーズ』を拡大していきたい」 「逆転検事1&2 御剣セレクション」発売直前、キャラデ岩元辰郎氏、橋本シリーズP、西田Pロングインタビュー

ねとらぼ / 2024年9月1日 12時30分

西田:発表は日付が変わる少し前でしたね。良い誕生日プレゼントになったと仰られてました(笑)。

――既存タイトルのリマスタリングプロジェクトを進めていく上で「ここは絶対に守らなきゃいけない」というポイントだったり、逆に「ここは今のトレンドに合わせて少し変えてもいいんじゃないか」というポイントだったりはありましたか。

橋本:基本として「シナリオは変えない」ということを心掛けています。ただ、言葉の言い回しに関しては時代に合わせて変える部分も必要だと思っています。

西田:今回は原作準拠のテキストで開発しているので、起動画面に「オリジナリティを尊重して制作当時の表現です」という注意書きを入れました。

橋本:表現的な部分では「逆転裁判456 王泥喜セレクション」でLGBTQに関しての配慮をした部分もありますが、ただ「基本は変えない」ことにしています。当時のタイトル作品をリスペクトして移植しています。

 また、言語追加の部分に関しても、その言語の方が楽しく遊べるようなカルチャライズを心掛けています。

――「逆転検事1&2 御剣セレクション」開発にあたって「逆転裁判」シリーズでシナリオを担当された巧舟さん、「逆転検事」シリーズでシナリオを担当された山崎剛さん(※)らとは何かお話されたりしましたか。

西田:巧さんは開発当時の「逆転検事シリーズ」にはノータッチだったので、リマスター決定のタイミングでも「作ります」とお伝えだけしました。

橋本:山崎さんはイベントなどでお会いすることがありますが、Xなどの反応を見ていると喜んでいただいているようで良かったです。

(※)山崎剛さんの崎は、正しくは「たつさき」。

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――GBA時代の2DドットグラフィックスをHDリマスターでレベルアップさせた「逆転裁判1・2・3・4」、本格的な3Dグラフィックス体制になった「逆転裁判5・6」「大逆転裁判1・2」と比べると、「逆転検事シリーズ」の一番の差別化は2Dドットグラフィックスの維持にあると思いますが、2Dドットグラフィックスを“クラシック”、HDリマスターのグラフィックスを“モダン”と名付けたきっかけについて教えて下さい。

西田:2DドットとHDについては、「どちらが上」という表現にはしたくなかったので、ゲーム内では“リマスター”“リファイン”といった呼び方をせずに“クラシック”と“モダン”という呼び方にしています。「どちらも作りこまれており、スタイルの違い」ということを示しています。

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