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「『逆転シリーズ』を拡大していきたい」 「逆転検事1&2 御剣セレクション」発売直前、キャラデ岩元辰郎氏、橋本シリーズP、西田Pロングインタビュー

ねとらぼ / 2024年9月1日 12時30分

西田:フィルターをドット絵にかけて手軽に高画質化する等も試したのですがそれだとあまり変わらないですし、ドットで一から作り直すというのも労力の割にあまり変わらないと。そこで3Dも試したんですが、これはキャラだけだと違和感がすごくて、最終的に一番しっくり来たイラストタッチを選びました。

 そういった流れでミニキャラクターのデザインを新たに作ることになったのですが、「岩元さんしか描ける人がいない」と思い、お願いしました。

橋本:最初はメインビジュアルだけお願いするということでお話を進めていたんですが、「岩元さんにお願いするのがベスト」となって、追加でミニキャラクターのデザインもお願いすることになりました。

岩元:確かに最初は「メインビジュアルお願いしますね」だけでしたね。

西田:本格始動のタイミングで「ちょっと相談があるので打ち合わせに来てもらえませんか?」という電話をして、来ていただいたタイミングで「実は……」という感じで打ち明けました。

――一旦来てもらうために伏せていたんですね(笑)。

西田:そうです(笑)。

岩元:だからそのとき僕は「あぁ、メインビジュアルやらせてくれるんだ。ありがたい」と思って打ち合わせに来ていたんですけれど、「メインビジュアルもそうなんですが、実は……」という話になってサンプルを見せていただいたときに、「あぁ、確かにこれは一回やらないといけないですね」という感じになりました。

 そのときはまだ「疑似3Dアニメーションで行けないか試しているので、その素になるものを描けばいい」という話だったので、「それぐらいなら」と引き受けたんですが、あとになって大変なことに(笑)。

 終わった今となっては全部やって本当によかったんですが、やっている最中はゴールの見えないトンネルを歩いている感じが僕も含めてスタッフみんなしていたんじゃないかと思います。

――キャラによっては1度しかやらないモーションもありますよね。そういったモーションにも同じ労力がかかるということですよね。

岩元:ちょっとマニアックな話になりますけれど、1回きりのモーションよりもループアニメーションの方が大変なんです。1回しかやらない動きであれば多少絵に違和感があってもそこまで気付かないものなのですが、例えば“歩く”“走る”といった連続のモーションは1回きりのモーションよりもずっとずっと精度を高くしないといけないんです。

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