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「スプラッシュ・マウンテン」になぜ消滅の噂が? 大人気ディズニーアトラクションをめぐる日米の動向を知る

ねとらぼ / 2024年10月23日 12時0分

 オフィシャルの動画として、フロリダ版の様子がほぼ全編公開されています。これを見ると、ほぼ現在のスプラッシュ・マウンテンと構成が変わらないことも分かるかと思います。このことから、残る東京版はどうなるのか、というのが注目されています。

 加えて、ディズニーは「南部の唄」の痕跡をパークから消し去ろうとしています。劇中に使用されている「Zip-A-Dee-Doo-Dah」や、「Everybody has a Laughing Place」などの楽曲の使用も、世界のパークで修正され始めます。

 2022年1月にはディズニーランド・パリのパレード「Disney Stars on Parade」で「Zip-A-Dee-Doo-Dah」のメロディがカット。2022年3月にはフロリダのマジック・キングダムで行われているパレード「Disney Festival of Fantasy Parade」から、「Zip-A-Dee-Doo-Dah」およびダンボの「When I See An Elephant Fly」がカットされました。カリフォルニアでもパレード「Magic Happens」から「Zip-A-Dee-Doo-Dah」がカットされています。

 パレードで使われていた歌詞だけでなく、メロディすらカットするという徹底ぶり。フロリダでは資料館のようなアトラクションから、つい先日そのアートすらも削除されたことが話題になっています。もはやその痕跡をパーク内に見つけることも難しいのが、海外の状況です。

 実は海外のパークでは、「カリブの海賊」のオークションシーンや、「ロジャー・ラビットのカー・トゥーン・スピン」で縛られたジェシカ・ラビットが自動車トランクに詰められたシーン、そして「ピーター・パン空の旅」のインディアンのシーンなど、内容がアップデートされるということが続いています(どれも日本では未変更)。開園当初から存在するシーンもアップデートの対象となっており、この意味では“聖域”はなく、不適切なシーンは現代に合わせてアップデートしていることが分かります。

 これらを考えると、状況証拠としては映画の影響を色濃く残す東京の「スプラッシュ・マウンテン」は、まず間違いなく今後リプレース、もしくはテーマ変更が行われることは想像に難くありません。

●しかし、それは今ではない?

 ただ、それを実行するには、相当な時間がかかるであろうという情報も合わせて記しておきたいと思います。その兆候は、2024年8月に開催されたディズニーファンのためのイベント「D23」で発表されました。それが、冒頭に紹介した謎の模型写真です。

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