WindowsデバイスでVPN接続ができない不具合／NVIDIAのローカルAI「ChatRTX」にAIモデルを追加

Microsoftが、4月度のアップデート適用でVPN接続に失敗する不具合があると明らかにした

　うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月28日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう！

●Windows搭載デバイスでVPN接続に失敗する不具合

　Microsoftは4月30日（現地時間）、4月のセキュリティ更新プログラム、または4月の非セキュリティプレビュー更新プログラムをインストールしたWindowsデバイスがVPN接続に失敗する可能性があると明らかにした。

　影響を受けるのは、Windows 11 23H2／22H2／21H2、Windows 10 22H2／21H2、Windows Server 2022／2019／2016／2012 R2／2012／2008 R2／2008だ。

　Microsoftは現在解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供予定としている。

●NVIDIAがローカルAI「ChatRTX」にAIモデルを追加

　NVIDIAは5月1日（現地時間）、GeForce RTX 30／40シリーズ、またはRTX Ampere／Ada Feneration GPUを搭載したPCのローカル上でカスタムチャットボットを実行できるデモアプリ「ChatRTX」を更新。新たに、いくつかの大規模言語モデル（LLM）への対応を発表した。

　利用可能になったAIモデルは、GoogleのローカルLLM「Gemma」、オープンなバイリンガル（英語と中国語）LLMである「ChatGLM3」、OpenAIの画像認識AIモデル「CLIP」（Contrastive Language-Image Pre-training）、音声認識AIシステム「Whisper」だ。

　CLIPのサポートにより、ユーザーは複雑なメタデータのラベル付けを必要とせずに、単語や用語、フレーズを使用してローカルデバイス上の写真や画像を操作できる。また、Whisperにより、ユーザーはアプリケーションに音声クエリを送信できるようになった。

●「Google ドライブ」のショートカットキーが刷新

　Googleは4月30日（現地時間）、Web版のGoogleドライブにおいてキーボードショートカットを刷新すると発表した。

　新しいショートカットでは、Googleドライブ内のファイルの最初の文字を押すことでそのファイルが選択可能となる。このため、既存の1文字のショートカットは、複数キーのショートカットに移行される。