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“NEXT GIGA”のスペック更新で各社が学習用端末をアップデート──「NEW EDUCATION EXPO 2024」レポート

ITmedia PC USER / 2024年6月19日 12時25分

 興味深いと思ったのは、各端子にパッキン付きカバーがあることだ。通常の校外学習だけでなく、水泳も含む体育の授業でも使えるIPX4/IP5Xの防滴・防塵(じん)仕様となっている。物理的なカバーがあると安心度も段違いだ。

 なお、2025年度はコンパーチブルタイプのWindows PCを投入予定とのこと。詳細はまだ詰めているところではあるが、参考出展されていた新機種にはUSB Type-C端子やUSB Standard-A端子の他、HDMI端子も確認できた。GIGAスクール端末としては豪華そうだ。続報を待ちたい。

●キーボードに防滴シートを敷設──ASUS JAPAN

 ASUS JAPANブースでは現行機種ではあるが「ASUS Chromebook CM30 Detachable」(以下、CM30)と「ASUS Chromebook Flip CR1」(以下、CR1)などを展示していた。

 CM30は、10.5型のタブレットに脱着式キーボードを備えたデタッチャブルタイプChromebookで、タブレットには頑丈な耐衝撃カバーが装着されている。カバーを外せるか担当者にたずねたところ、かなりの力を入れて外していたので、小学校低学年の児童が外すのは難しそうだ。わざと外して、あるいは不意に外れてタブレット本体が落下し破損する、といった事故を防げそうだと感じた。

 CR1は頑丈なコンバーティブルタイプのChromebookだ。マイクロティンプル加工と呼ばれる3Dテクスチャ仕上げによりスクラッチに強く、ゴム製バンパーとボディー内部のハニカム構造により落下に強い。頑丈さに関しては米国防総省制定のMIL-STD-810Hに準拠しているという。

 また、突然の雨降りにも安心な防滴仕様となっており、キーボード下には防滴シートが貼られている。水をかぶってしまったら、逆さにしてたたけばほとんどの水は端末外に排出されるという。10年間のOS自動更新も相まって、長く使える端末だといえそうだ。

●サブスクで印刷コストの波を抑える──エプソン販売

 エプソンでは、プリンタのサブスクともいえるスマートチャージ対応のプリンタ「LX100-50MF」などを展示していた。

 教育現場では、新年度スタート時、定期試験時など印刷枚数に波がある。通常のリースであれば印刷用紙やインクなどの消耗品費にも波が出てしまい経費の見極めが難しくなってしまうが、サブスクなら定額制だ。これまでの年間印刷枚数からピッタリのプランを見つけられるので、予算を立てやすくなる。また、サブスクに含む上限はインク代ではなく、印刷枚数だ。モノクロでもカラーでも関係ないので、積極的にカラープリントをしてもらうことができるという。

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