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“NEXT GIGA”のスペック更新で各社が学習用端末をアップデート──「NEW EDUCATION EXPO 2024」レポート

ITmedia PC USER / 2024年6月19日 12時25分

 コンバーティブルタイプのLenovo 500e Chromebook Gen 4sは、担当者いわく「現行機種と中身はほとんど変わらない」。しかし、バッテリーをユーザーが交換できるように裏ぶたを簡単に開けられること、バッテリーをオプション購入できるようにした点などが新しい。

 Lenovo 500e Chromebook Gen 4sでは、バッテリー駆動時間が約14.8時間とかなり長いが、やはり2年、3年使っているとどうしても使える時間が短くなってしまう。また、子どもの持つものなので落下させてしまいバッテリーの劣化が早まる危険性もある。そんなときにわざわざ修理工場に送っていては使えない時間ができてしまうし、何より修理代がばかにならない。

 そのようなリスクを軽減するために、ユーザーがバッテリーを交換できるようにしたという。こちらは2024年から2025年の冬に発売予定とのこと。

●教員の校務にぴったりなテンキー付き──VAIO

 授業で使う(教務)PCと、教材作成や事務処理で使う(校務)PCは1つの方が望ましいとする声もあるようだが、教室に校務も行うPCを持ち込みたくないというニーズも一定数あるという。そのような教職員にぴったりなのが「VAIO Pro BM」だ。

 ディスプレイサイズは16型ワイドなので、横に長いスプレッドシートでも一度に見渡せる。入力しやすいアイソレーションキーボードにはテンキーもあり、テストの点数などを入力する際、別にテンキーを用意しなくて済む。16型と大きいのに重さ約1.65kgと比較的軽いのもいい。

 VAIOでは、どのノートPCでもディスプレイを立ち上げれば自然とキーボードに傾斜がつくような設計で、これにより入力のしやすさ、押し下げることで開くLANポートの搭載などが可能になっている。また、底面ではなく背面に吸気口を設けているため、膝の上や布団の上などで使ったとしても、熱暴走を起こさず、安定的なパフォーマンスを得られるというメリットもある。

 VAIOといえば、底面の美しさが特徴的だが、よく見るとネジが多い。この理由は「ノートPCを開いたまま移動させる人は、パームレストの角をつかみがちだから」とのこと。つまり、重さでたわむかもしれないような場所を持ってしまう人が多い(筆者も例に漏れずそうである)。

 そうすると、基盤がゆがんでしまう可能性が出てくる。強度を高め、ゆがみを最小限にし、故障率を押さえるためにネジ止めする箇所を増やしているのだ。コストがかかっても、教職員の業務を止めたくないという意気込みを感じさせられた。

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