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ASRockの「DeskMini X600」には自作PC気分を手軽に味わえるロマンあり! “小さな”実機をじっくり検証した

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 12時10分

・パーツリスト

・ベース:DeskMini X600(3万3000円前後)

・CPU:Ryzen 5 8600G(3万4000円前後)

・メモリ:DDR5-5600 32GB(1万8000円前後)

・ストレージ:Crucial T500(M.2、Gen4 x4、2TB)(2万6000円前後)

・CPUクーラー:Noctua NH-L9a-AM5(7000円前後)

・LEDストリップ:DeskMini Addressable LED(3000円前後)

 ハイパフォーマンスでもミニマルでもなく、Ryzen 5を中心としたメインストリーム向けのスペックだ。上記構成での予算は12万円前後となる。下2つについてはカスタマイズパーツなので省くのもアリだ。その場合で11万円前後になる。

 CPUやメモリ、ストレージが組み込まれて販売されている完成品のミニPCと比較してコスパどうか、気になる方は多いと思う。

 実機がないので実売価格ベースの調査だが、同じZen 4世代でRyzen 5搭載モデルは10万円前後(クーポンは除外する)のようだ。OSの価格も含めると2~2.5万円程度、DeskMini X600の方が高くなるだろう。ただ、性能という点では完成品ミニPCがモバイル向けCPUであるのに対し、DeskMini X600はデスクトップ向けCPUを搭載する。パフォーマンスは1つ上のクラスとなるので、同じ性能の完成品ミニPCを求めるなら1つ上のCPU……という具合で価格差は小さく、あるいは逆転することもあるだろう。筆者なら自作PC気分を味わえるDeskMini X600のロマンを選びたい。

●実際に組み立て

 それでは組み立てに入る。マザーボードベースを引き出したら、早速CPUの組み込みだ。リテンションキットは一般的なマザーボードと同じなので、CPUの装着は通常の手順と変わらない。

 DeskMini X600付属のCPUクーラーを使うなら、CPUグリスを塗ってからCPUソケットの上下にある黒いプラスチック製の純正固定具にあるツメの部分にCPUクーラーの金属プレートを引っ掛け、レバーでテンションをかけ固定する。

 今回は「NH-L9a-AM5」を組み込んだ。市販のCPUクーラーを利用する場合、AM5対応であることはもちろんだが、高さ47mm以下という条件もあるので注意しよう。公式のクーラー互換性リストが参考になる。NH-L9a-AM5は適合済みだ。

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