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ASRockの「DeskMini X600」には自作PC気分を手軽に味わえるロマンあり! “小さな”実機をじっくり検証した

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 12時10分

 最後にDeskMini X600付属のCPUクーラーとNH-L9a-AM5との違いを紹介しよう。まずPCMark 10 Extended実行中の温度グラフを見る限り、付属CPUクーラーの方が若干高いシーンもあるが、そこまで顕著な差はなかった。冷却性能という点では付属CPUクーラーでも冷やしきれる。

 一方、動作音については大きな開きがある。付属CPUクーラーはアイドル時やCPU高負荷時のCINEBENCH R23、GPU高負荷時のFFXIVベンチマーク、いずれも40dBA台だったのに対し、NH-L9a-AM5は30dBA台となった。

 NH-L9a-AM5には静音化アダプターも付属するが、今回は使用していない。使用せずとも30dBA台だった。40dBAでもそこまで爆音というほどうるさくはないが、30dBA台は夜間も気兼ねなく運用できるレベルの静かさだ。

 カスタムパーツでガラッと性格が変わるところが、組み込み済みミニPCではできない自作ミニPCの楽しみ方だ。もちろん付属CPUクーラーでコストを抑えるのもアリ。しばらく付属CPUクーラーで運用しつつ、やっぱり静かな方がよいという結論に至ったならCPUクーラーを交換してみるといった2段階プランも可能だ。

●パーツ選びやカスタマイズ、お手軽なのに自作PCの醍醐味を味わえる

 DeskMini X600はミニPCなのでサイズ由来の制約があるとはいえ、主要なパーツについては自分好みのものを組み込める。ベアボーンだからいくつかのステップを省いて簡単、短時間で組み立てられるということもあり、気張ることなく自作PCを楽しめる。

 熱量やバランスを考えると今回のようなメインストリーム構成がベターだが、Ryzen 7やPCI Express Gen 5 x4のSSD、大容量メモリを組み合わせてこのサイズでの最高性能を狙ってみるのもいいだろう。

 パーツの選択や、CPUクーラーやLEDといったカスタマイズによって、自由に個性的なPCを組み立てられるところも組み込み済みミニPCにはない楽しみ方だ。今回は純正カスタムパーツとしてDeskMini Addressable LEDを用いたが、その他にUSBハブやUSB 2.0ポート増設キット、Wi-FiキットなどがASRockから販売されている。DeskMini X600にはDeskMini X600Wというホワイトモデルもあるのでそちらもチェックしよう。

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