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ASRockの「DeskMini X600」には自作PC気分を手軽に味わえるロマンあり! “小さな”実機をじっくり検証した

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 12時10分

 他はファンの回転数制御がデフォルトでSilentになっているので、高性能CPUを組み合わせる際は、まず「Performance」など回転数の高いモードで様子見し、しばらく運用して問題なければSilentに戻すなどした方がいい。BIOSセットアップが完了したらOSのインストールを行う。

 なお、最近のASRock製品ではOSの初回起動時に「Auto Driver Installer」の通知が表示される。DeskMini X600に必要な各種ドライバのインストールを自動化してくれるものだ。

 肝心なのはユーティリティーとしてアプリ自体がインストールされるものとは異なる点だ。ドライバ導入後にWindowsの「インストールされているアプリ」で確認すれば分かるが、Auto Driver Installerはもちろん、ASRockのその他のアプリも一切インストールされていない。ドライバ充当を楽に行えつつ、行儀がいいと言うのがよいだろうか。

 それでは今回組んだDeskMini X600のパフォーマンス測定といこう。

 PCMark 10 Extendedベンチマークのスコアは6817ポイントとなった。EssentialsとProductivityについては1万1000ポイントを超えるスコアで軽快だ。一方、Digital Content Creationについては8616ポイント、Gamingは5519ポイントだった。この2つはGPU性能の依存度も大きい。統合GPUとして考えれば比較的高スコアだが、3Dコンテンツ制作や3Dゲームをメイン用途にするには力不足だ。

・Extended score:6817

・Essentials:1万1068

・Productivity:1万1088

・Digital Content Creation:8616

・Gaming:5519

 3DMarkでは新規追加されたSteel Nomad Lightで2231ポイント、Solor Bayで9224ポイント、伝統的なDirectX 11テストのFire Strikeが6374ポイント、軽量なWild Lifeで1万3029ポイントというスコアだった。

 ポータブルゲーミングPCが近いスコアになるので、フルHDでなくHD(1280×720ピクセル)、画質設定から可能な限り軽量な設定を適用できれば、60fpsをクリアできるかもといった感触だ。

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