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ASRockの「DeskMini X600」には自作PC気分を手軽に味わえるロマンあり! “小さな”実機をじっくり検証した

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 12時10分

 NH-L9a-AM5を装着する場合の手順を紹介しよう。まず純正固定具は利用しないので取り外す。CPUグリスを塗り、CPUクーラー本体を載せたらマザーボード裏からボルト4本でクーラー本体を固定する。NH-L9a-AM5は純正バックプレートに純正固定具を固定していたボルト穴に対し、ひと回り細いボルトを通して固定するというユニークな装着方法を採用している。小さな製品と言うと、窮屈で神経を使う作業をイメージするが、そうしたことはない。

 後はメモリとM.2 SSDを装着するだけだ。どちらもスロット形式なので「向き」さえ間違えなければ問題ないだろう。

 これだけで主要パーツの組み込みは完了となる。フロントパネル用ケーブルの端子を戻し、マザーボードベースをケース側に戻したら、背面ネジを締めて完成だ。通常の自作PCとは違い、電源を搭載する、ケースにマザーボードを固定する、電源ケーブルを接続するといった作業がなく、配線作業も少ない。組み立てだけなら30分~1時間もあれば大丈夫だ。それでいて自作PCを組み立てる気分は味わえる。自作PC初心者にもオススメできるし、しばらく自作PCから離れていたリターン自作erにもオススメできる。

 さて、今回はLEDストリップの「DeskMini Addressable LED」も装着したいので、再びケースを閉じる前の段階に戻ろう。DeskMini Addressable LEDは、USB内部ピンヘッダ(USB 2.0)を利用して装着する。USB内部ピンヘッダはM.2スロットの横にあるので向きを合わせて挿す。また、DeskMini Addressable LEDの固定はマグネット式なので、金属製のDeskMini X600ケース内に貼り付けるだけだ。

 ついでにDeskMini Addressable LEDの制御方法もここに記しておこう。ARGB LED制御は同社マザーボードで利用されるユーティリティー「ASRock Polychrome SYNC」から行える。執筆時点ではDeskMini X600のサポートページ(ダウンロードページ)には掲載されていなかったので、DeskMini X300からダウンロードしたが問題なかった。

●ゲームは弱いが仕事用や学習用に最適なミニPCが実現できる

 初回起動時のBIOSセットアップについては省くが、確認するのはメモリやストレージが認識されているかどうか、メモリクロックは適正なプロファイルが読み込まれているか、CPU温度が異常に熱いようなことがないか(グリス不良や保護フィルムの外し忘れなど)などでいいだろう。

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