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マウスコンピューター初のChromebookの実力は? 「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」を試す

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 15時5分

 その点、mouse Chromebook U1は本体一体型の日本語キーボードを搭載している。公称でキーピッチが約18.7mm、キーストロークが約1.4mmとなっており、大人はもちろんだが子どもの手でもタイピングしやすい絶妙な使用感を実現している。キー配列もChromebook標準にのっとっており、本体右側にある一部のキーの横幅が狭くなっていることを除けば違和感を覚えることはないだろう。

 Next GIGAでは引き続き、イン(画面側)カメラとアウト(外側)カメラの搭載を必須としている。1台でイン/アウト両方を撮影できる機構を備えない限り、都合2台のカメラの搭載が求められることになる。

 この条件を満たすべく、ディスプレイの上部に約100万画素のインカメラを、キーボードの上部に約500万画素でオートフォーカス(AF)対応のアウトカメラを備えている。「なんで“アウト”カメラがキーボード上部にあるの?」と思うかもしれないが、これはアウトカメラはタブレットモードで使うことを前提にしているからだ。

 アウトカメラにはAF機能が備わっている。教科書や資料集に掲載された二次元コードの読み取りはもちろん、教室内や屋外での撮影アクセシビリティーの際も便利に使えそうだ。

 強いて難点を挙げると、LEDライトの類は装備されていないので、暗い場所での撮影がしづらいことはある。もしも暗い場所で撮影をするというなら、別途ライトを用意すると良さそうだ。

画面は光沢加工 解像度の低さは意見が分かれそう

 ディスプレイは11.6型液晶を採用している。先述の通りタッチ操作とペン入力に対応しており、表面はグレア(光沢)加工となっている。そのため、状況によっては画面に照明などが写り込んでしまう恐れがある。

 それよりも気になるのはディスプレイの解像度だ。本機の液晶パネルの解像度はHD(1366×768ピクセル)となっている。一般的なコンシューマー向けノートPCでは、WindowsはもちろんChromebookでもフルHD(1920×1080ピクセル)のパネルを備えるモデルが主流となる中で、「今さらHD解像度なの?」と思わなくもないが、他メーカーを含めて、学習用端末では未だにHD解像度のパネルが主流だったりする。

 恐らく、学習用端末では複数の情報(ウィンドウ)を同時に表示する機会が少ないことと、コストとの兼ね合いでHD解像度のパネルを採用するモデルが多いのだろう。とはいえ、下手なスマートフォンよりも低い解像度はどうなのかとも思ってしまう。

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