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マウスコンピューター初のChromebookの実力は? 「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」を試す

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 15時5分

Geekbench 6.0

 ここからは、「Google Play」からダウンロードできるAndroid端末向けのベンチマークテストアプリを使ってテストを実施する。

 まず、クロスプラットフォームのベンチマークテストアプリ「Geekbench 6.0」を使ってCPUとGPUの性能をチェックした。スコアの平均値は以下の通りだ。

・CPUテスト(シングルコア):1046ポイント

・CPUテスト(マルチコア):2243ポイント

・GPUテスト:3041ポイント

 スコアだけを見ると、最新のハイエンドスマホにはかなわない。しかし、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookと比べると、改善はしている。

Geekbench ML

 モノはついで、ということでGeekbench本体から独立して配信されている、TensorFlow LiteベースのAI(人工知能)処理テスト「Geekbench ML」も実施してみた。総合スコアの平均は以下の通りだ。

・CPU演算:187ポイント

・GPU演算:1万639ポイント

 Xe-LPアーキテクチャの内蔵GPUを備えていることもあり、GPUを使った処理パフォーマンスは比較的良い。オンデバイスでの画像処理を行う場合は、思った以上に快適な動作を期待できそうだ。

3DMark

 3Dグラフィックスのテストアプリ「3DMark」のうち、本機の内蔵GPUでも動作する「Wild Life」と「Sling Shot」も試してみよう。総合スコアの平均は以下の通りだ。

・Wild Life:2303ポイント

・Sling Shot:4818ポイント

 こちらも最近のハイエンドスマホと比べるとスコアこそ低いが、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookよりは改善されている。3Dグラフィックスをバリバリ使うゲーム向けのChromebookではないので、これだけの性能が出れば十分だ。

●児童/生徒が「授業で快適に使える」を追求したモデル

 学習用ツールやデジタル教材の閲覧、ペンを使った書き込み、カメラを使った撮影など、最近の小学校や中学校で行われる授業では、学習用端末を“駆使”する機会も多い。それだけに、動作が軽快なChromeOSとはいえ、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookでは動作的に厳しい面が出てきたことは事実である(だからこそ、Next GIGAでは一部のスペック要件が厳しくなっている)。

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