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「Apple Vision Pro」 を手にしたら、周囲の人に体験機会を提供しよう!

ITmedia PC USER / 2024年7月3日 12時5分

 操作説明やアプリの体験を考えると、1人あたり30分くらいは時間を確保した方がよいでしょう。打ち合わせの後、「30分くらいお時間ありますか?」といったところでしょうか。

 なお、ゲストモードで渡す際に「開いているアプリのみ」「すべてのアプリとデータ」のどちらかを選択することができます。使い始めるとパーソナルな情報も多くなるでしょうから、基本的には起動中のアプリのみを選択することになるでしょう。

●さらに、表示する準備が必要

 「ゲストモードにして渡すだけ」だと、難しい問題があります。それは、Vision Proは装着している人しかその画面が見えないため、操作のフォローなどが非常に困難だということです。

 しかし、この点もよく考えてあります。AirPlayを使って、Vision Proの画面を他デバイスで表示できるのです。そして、これはiPadを使うこともできます。個人的にはMacの画面に表示するより、iPadの方がビュワーとしては扱いやすいな、との印象です。

 Vision Pro側から送信操作をしますが、その前に、iPad側で受信できる設定が必要です。「iPadの設定>一般>AirPlay&Handoff」で、AirPlayレシーバーの設定をオンにしておきましょう。

 また、Wi-Fi環境が必要となるので、環境がない場合はiPhoneのテザリングでVision ProとiPadをぶら下げましょう。

●その他、留意点

 その他、気にしておいた方がよい点です。

 完璧なフィッティングが求められるのがVRゴーグルです。Vision Proはアイトラッキングを活用した操作となるため、より、繊細なセッティングが必要になります。本体と顔を設置する部分(ライトシーリング)の形状はかなりの種類があるらしく、自分のものがそのままフィッティングする可能性は低いかもしれません。

 また、ライトシーリングの接点となるライトシーリングクッションも幅のバリエーションがあるようです。Vision Pro購入前に、FaceID機能を活用して顔の形をスキャンしますが、このサイズを選定しています。Appleのフィッティングへのこだわりが感じられます。

 ゲストとしては物理的にどうしようもないため、自分のVision Proであればもっとフィットして使えるよ、ということはお伝えしておきましょう。よりよいフィッティングを試したい時は、素直にApple Storeに行きましょう。

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