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「Apple Vision Pro」 を手にしたら、周囲の人に体験機会を提供しよう!

ITmedia PC USER / 2024年7月3日 12時5分

 なお、個人的に面白いなと思ったのは、予備知識がない方が操作すると、手をタップしたい部位に持っていき、タッチパネルのように操作しようとする点ですね。その方が直感的ではありますが、続けると非常に疲れそうです。目線を活用することで、手を膝に置いたままで操作できるのは、慣れは必要ですがよくできているなぁと思います。

(5)ゲストが外し、元に戻す

 ゲストがVision Proを外すと、自動でゲストモードは終了します。オプティカルインサートなど、忘れ物をしないようにしましょう。

後は「〇〇なことが出来そうだね」「〇〇は出来ないのかな」など、盛り上がりましょう。

●現実空間は究極ではないが、他機器に比べるとレベルが高い

 Vision Proを体験する前に、今までどのようなAR/VR経験があるかで感想が変わってくると思います。他の機器がどのようなレベルなのかを知っておくのも、1つ、有益な情報かと思うので、私の体感をお伝えします。

 一番の競合は、Metaの「Quest 3」でしょう。

 Vision Proで表現していることと、ほぼ同じことができます。また、Meta Quest 3はコントローラーがあるので、ゲームなど、シーンによっては有利になることも多いと思います。

 しかし、やはりハードウェア性能の差か、Meta Quest 3だと空間としての快適さが劣ります。現実空間の表示にやや粗さがありますし、手を動かしたりするとその部分がゆがむことがあります。アニメや映画の表現において、時空がゆがむようなイメージでしょうか。また、ハンドトラッキングも機能としてはありますが、精度が違います。アイトラッキングは非搭載であるため、手をボタンの方に向けて操作する必要もあります。

 Vision Proの目線を使った操作はかなり直感的に違和感なく操作できてしまうので驚きがスルーされがちですが、それは現代の技術だとかなりすごいことなんだと伝えましょう。

 また、ARグラスであるXREALとの比較についてです。

 XREALでの画面の表示はかなりキレイですが、機能が拡張できるXREAL Beamといった機器を使っても、「空間にウィンドウを固定する」という実力はVision Proの方が上です。それくらい、Vision Proは空間上での位置がズレません。

 また、XREALは目で一度に見える範囲が狭いです。これは搭載されているディスプレイが、本人の視野の一部にしか該当しないためです。目の上あたりの一定の範囲に投影しているイメージでしょうか。

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