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Shokzの“耳をふさがない”イヤフォン「OpenFit Air」と「OpenSwim Pro」どちらを選ぶ?

ITmedia PC USER / 2024年7月17日 12時5分

 このOpenBass Airの効果を最大限に発揮するため、イヤフォンユニットは耳の内側にフィットするよう緩やかなカーブを描く形状となっている。耳への収まりも良く、ウオーキング中でもずれてしまうようなことはなかった。

 形状面では、「Airイヤーフック」と名付けられたイヤーフックにも特徴がある。0.75mmのニッケルチタン形状記憶合金を芯材として、周囲をソフトなシリコンで覆っているのだが、その断面はティアドロップ状にデザインされている。下側(耳に接する側)を大きくすることで、圧迫感を最小化している。そして上側を小さくすることで、メガネに干渉しづらくなっている。

 実際、ツルが細いメガネなら干渉はほとんど気にならない。ただし、ある程度の太さがあるメガネだと、やはり干渉はする。干渉はするが、イヤフォンの付け外しでメガネがずれる、メガネの付け外しでイヤフォンが落ちてしまうというほどではない。このあたりは、実際に試して確認するしかないが、あまり心配する必要はないだろう。

 音質面では、低音から高音までかなりクリアに聞こえる。厚みのある心地が良い低音の他、高音域も非常に抜けがいい。このあたりはオープンイヤーならではの開放感も関係しているのだろう。ただ、ANC(アクティブノイズキャンセル)があるわけではなく、周囲の音も一緒に聞こえてしまうので、没入感には乏しい。やはり、音楽を集中して聴くというよりも、何かしながら音楽を楽しむという“ながら聴き”に向いているといえるだろう。

 なお、専用アプリ「Shokz」から「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」「高音強め」の4つのイコライザ・モードを変更できる。上位モデルのOpenFitでは、自分好みのオリジナル設定を追加できたが、OpenFit Airではカスタマイズには対応していない。

 オープンイヤーということで音漏れが気になるところだが、これが予想外に少なかった。音楽を再生しながら耳のすぐ横で音を録音してみたのだが、耳に密着させなければほぼ聞こえない。また、オープンイヤーに限らず、イヤフォンを装着した状態で耳を手で覆うと音が増幅されることがあるが、これはOpenFit Airではこれも感じることがなかった。つまり、外に音がもれていないということだ。

 周囲が騒がしいと音が聴こえづらくなるので、電車内や人混みの中では使いづらいが、そうした環境でも音漏れを心配する必要はなさそうだ。

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