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私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? ポイントを連載で解説

ITmedia PC USER / 2024年8月2日 12時10分

 それぞれの詳細については今後の連載記事で詳しく掘り下げていくが、今回はもう少し簡単に触れていこう。

 ディスプレイのパネルは13型や15型など、モデルによってさまざまなサイズが用意されており、パネルサイズが大きくなればなるほど、PC本体のサイズもどんどん大きくなる。

 ノートPCに限った話で言えば、ディスプレイパネルのサイズが大きくなると、基本的に価格は安くなる。その分、PC本体のサイズも大きくなるため、頻繁にPCを持ち運ぶ職種の場合、価格だけ見てディスプレイパネルのサイズが大きい物を選ぶと、社内から苦情が出てくるだろう。

 頻繁に持ち運ぶのであれば、筆者の経験上、1.3kgぐらいなら持ち運びが苦では無くなる。これを踏まえると、基本的には14型ぐらいまでのサイズのモデルかつ重さは1.3kg以内に収まったモデルを選ぶと良いだろう。

●ストレージ

 続いては、作成したデータやインストールしたアプリを保存するためのストレージについて触れていこう。最近は基本的に動作の速いSSDが搭載されたモデルが主流なので、快適なPC操作を実現するためにも必ずSSD搭載モデルを選ぶのが定石だ。

 SSD搭載モデルを選定した上で、必要なストレージ容量を選んでいくのだが、これも業務内容によって必要な容量が変わってくるため、CPUを選んだときと同じく業務の洗い出しをした上で、作成されるデータのサイズを予測して適切な容量を選ぼう。

●メモリ

 続いては、PC選びでよく論争の種となるメモリについて触れていこう。メモリはPCで処理するデータを一時的に保管しておくための場所で、主にPCの処理速度に影響を与えるパーツだ。よく作業机に例えて説明される。

 価格の安いPCを選ぶとメモリ容量は4GBになりがちだが、ビジネスPCとして考えた場合、4GBでは既に不十分である。以前は最低でも8GBのメモリを搭載すると良いといわれていたが、最近はMicrosoftが定義した“AI PC”のメモリ要件が最低16GBに設定されるなど、徐々に必要なメモリ要件が増えてきている。

 AIを利用しなければ、メモリは16GBでなくてもよいのではと考えがちだが、最近のアプリやWebサイトで扱うコンテンツがどんどんリッチになってきている。今後ビジネスPCを選定するのであれば、このAI PCのメモリ要件である最低16GBを目安として選定したい。

●GPU

 続いては、GPUについて触れていこう。ノートPCのGPUといえば、CPU内蔵のGPUが基本で、オフィススイートやWebブラウザベースの業務であれば、統合型iGPUで何も困ることはない。ただし、映像製作やイラスト制作などのクリエイティブな業務や、AIを使った開発業務を行う場合は、外付けタイプのGPUが搭載されている物が必要となる。

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