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AMDの新型CPU「Ryzen 5 9600X」「Ryzen 7 9700X」はエントリーモデルでも高コスパで魅力的! ライバルCPUと比較して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年8月8日 6時0分

 ただし、Xシリーズということもあってか、両モデルには純正CPUファンが付属しない。CPUの冷却機構については、別途用意する必要があるので注意したい。

 また見えない部分での性能向上として、IPC(クロック当たりの処理命令数)が先代(Zen 4アーキテクチャ)と比べて平均16%向上している。同じクロックではより多くの命令を処理できることになるため、Ryzen 7000シリーズのハイエンドモデル(Ryzen 7000Xシリーズ)で同等クラスのCPUを使っている場合は、CPUを換装するだけで一定のパフォーマンスアップ(と省電力効果)を得られる(※1)。

(※1)Ryzen 7000/8000Gシリーズ対応のマザーボードを流用する場合、出荷時期によってはUEFI(BIOS)を事前に更新する必要があります

 その他、主な仕様は以下の通りとなる。

・Ryzen 5 9600X

・CPUコア:6基12スレッド(3.9GHz~5.4GHz)

・L1キャッシュ:480KB

・L2キャッシュ:6MB

・L3キャッシュ:32MB

Ryzen 7 9700X

・CPUコア数:8基16スレッド(3.8GHz~5.5GHz)

・L1キャッシュ:640KB

・L2キャッシュ:8MB

・L3キャッシュ:32MB

 次ページからは、Ryzen 5 9600X/Ryzen 7 9700Xの実力をベンチマークテストを通してチェックしていく。

●ベンチマークテストで実力をチェック!

 ここからは、Ryzen 5 7600XとRyzen 7 9700Xの実力をベンチマークテストを通してチェックする。今回はAMDから借りたCPUと、各種自作PCパーツを組み合わせてベンチマーク環境を構築している。

 また比較用として、過去にベンチマークテストを実施したRyzen 7000Xシリーズのスコアや、今回のテスト環境と同様に、外部GPUとしてGeForce RTX 4080 SUPERを搭載したPCにおけるスコアを掲載している。ベンチマークソフトを含め、現在とバージョンが異なるため、あくまでも参考値程度に捉えてもらえれば幸いだ。

CINEBENCH R23

 まず、3Dレンダリングを通してCPU/GPUのパフォーマンスを確認できる「CINEBENCH 2R23」を実行した。スコアは以下の通りだ。

・シングルコア

・Ryzen 7 9700X:2196ポイント

・Ryzen 7 9600X:2174ポイント

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