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AMDの新型CPU「Ryzen 5 9600X」「Ryzen 7 9700X」はエントリーモデルでも高コスパで魅力的! ライバルCPUと比較して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年8月8日 6時0分

 むしろ、PCゲーミングを考えると、コア1基当たりの性能が高い方がスコア(≒パフォーマンス)は伸びやすい。3DMarkのスコアは、Ryzen 9000シリーズ(Zen 5アーキテクチャ)の「シングルコア性能を高める作戦」がうまく行っている証拠だ。

FF14旧ベンチマーク/FF15ベンチマーク

 続いて、実際のゲームをベースとするベンチマークテストを実行してみよう。

 まず、比較的軽量な「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク(FF14旧ベンチマーク)」を試してみる。

 本来であれば、最新バージョンの「ファイナルファンタジーXIV: 黄昏のレガシー ベンチマーク(FF14新ベンチマーク)」を実施したかったのだが、比較用のCore i9-13900K環境においてテストした時点では同ベンチマークはリリース前だった。そのため、今回はあえて旧バージョンでのテストを実施して比較する。

 画質設定は「最高品質」として、フルHD(1920×1080ピクセル)/WQHD(2560×1440ピクセル)/4K(3840×2160ピクセル)の3つの解像度でテストを行った。結果は以下の通りだ。

・フルHD

・Ryzen 7 9700X:3万7517ポイント

・Ryzen 5 9600X:3万6740ポイント

・Core i9-13900K:3万9402ポイント

WQHD

・Ryzen 7 9700X:3万2215ポイント

・Ryzen 5 9600X:3万2076ポイント

・Core i9-13900K:3万4457ポイント

4K

・Ryzen 7 9700X:2万1780ポイント

・Ryzen 5 9600X:2万1703ポイント

・Core i9-13900K:2万2292ポイント

 FF14旧ベンチマークの動作要件を見てみると、推奨GPUが「GeForce GTX 970」など、およそ8年ほど前のハイスペックPCを基準としている。そのため、現代のPCにとっては「軽いゲーム(ベンチマーク)」に分類されるため、ご覧の通りどのCPUも、全ての解像度で良好なスコアを残し、差も大きくない。

 このことは「古いゲームタイトルを遊ぶなら、CPUは必ずしもハイエンドである必要はない」ということ……なのだが、ちょっと見方を変えると「Ryzen 9000Xシリーズの下位製品は、古いゲームタイトルならハイエンドCPUと同じパフォーマンスを発揮できる」ともいえる。

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