1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

AMDの新型CPU「Ryzen 5 9600X」「Ryzen 7 9700X」はエントリーモデルでも高コスパで魅力的! ライバルCPUと比較して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年8月8日 6時0分

 Microsoft Flight Simulatorも、重量級タイトルとして定番だ。高精細なグラフィックで描かれる風景なさながら実写を見ているかのような再現度なのだが、読み込まれるデータ量が多いことからGPUだけでなく、CPUにもかなりの負荷がかかる。

 今回はDLSSをオンにしてフレーム生成も有効とし、フルHD/WQHD/4Kの3つの解像度においてディスカバリーフライトの「モナコ」をAI操縦し、CapFrameXで2分間の平均フレームレートを計測した。結果は以下の通りだ。

・フルHD

・Ryzen 7 9700X:192.4fps

・Ryzen 5 9600X:188.4fps

・Core i9-13900K:188.4fps

WQHD

・Ryzen 7 9700X:191.3fps

・Ryzen 5 9600X:178.2fps

・Core i9-13900K:185.3fps

4K

・Ryzen 7 9700X:146.6fps

・Ryzen 5 9600X:147.5fps

・Core i9-13900K:170.3fps

 こちらも、Ryzen 9000シリーズが10%ほど劣る結果になった4K解像度を除き、Core i9-13900Kと比べ極端に遅いという結果にはなっていない。よほどのことがない限り、肉眼では認識できない差だ。テスト中に画面を見ている限り極端に動作が重たくなるといったこともなかった。

 ここまで見てきて、ゲーム用途ではかなり優秀であることが分かったRyzen 9000Xシリーズだが、それ以外の用途でも優秀なのだろうか。

●クリエイター系アプリでもRyzen 9000Xは優秀?

 PCで行う「重たい処理」は、何もゲームに限ったことではない。写真や動画の編集でもCPUパワーが求められるシーンは多い。時間の都合で、今回は「Adobe Lightroom Classic」を使って写真(RAWファイル)の現像(書き出し)処理に要する時間のみ計測した。

 本アプリでは写真の編集時にはGPUもフル活用しているが、写真の現像処理にはCPUを使っている。つまり、現像はCPUのパフォーマンスを見る上で有用なのだ。

 テストでは、レンズ交換式カメラ「Nikon Z 7II」で撮影したRAWファイル100枚分を、解像度を維持したままJPEGファイルとして書き出すのにかかる時間を測定した。結果は以下の通りだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください