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初代LibrettoやDynaBook J-3100に会える! 「ダイナブック大作戦 in 秋葉原」で35周年を迎えたdynabookを振り返ってきた

ITmedia PC USER / 2024年8月10日 11時30分

 KEITO氏は画像生成の楽しさだけでなく、著作権を侵害する可能性についても伝えてくれた。Adobe Fireflyなら、「Adobe Stock」の画像やオープンライセンスの画像を使って学習している上、既存キャラクター“のような”画像を作れないので、安全に利用できるという点も強調していた。

ミュージックビデオ制作講座

 Norihiko氏は、以前からアイドルのMV(ミュージックビデオ)制作を行ってきたという。生成AIの登場で「仕事が奪われる」という感情よりも「これをどのように仕事に生かして業務効率化が図れるか」を模索するというポジティブな考え方により、今の立ち位置を得るようになったそうだ。

 ミュージックビデオ制作講座では、人物の静止画を「Runway」に読み込ませて、ズームイン/アウトさせたり、左右にパンさせたりする動きをつけることに挑戦した。「あまり大きく動かすと、絵柄がかなり変わってしまうので注意してください」という指導を受け、わずかに動きのある4秒の動画を作ることに成功した。

 作った動画に歌詞入りの音源を読み込ませて、先ほど作った動画に口の動きが加わったときには、思わず「おお」とつぶやいてしまった。

 作業用PCを用意してもらった上に、ツールの使い方まで無料で教えてもらえる(しかも、何らかの登録や入会なども不要)機会はめったにないので、Dynabookの太っ腹ぶりに感謝の念を表明したい。

体験コーナーでも同じ生成AIを試せる

 「ワークショップだけでは理解が追いつかなかった」、もしくは「もっと時間をかけてAIによる画像生成や動画生成を試したい」という人のために、冒頭で述べた「dynabook×AI」ブースが用意されている。

 コーナーにはスタッフが常駐しており、使い方を個別に教えてもらえるので、こちらも活用したい。

●“温故知新”が詰まった楽しいイベント

 イベント会場の外では「輪投げ」や「けん玉」「ヨーヨー釣り」など、縁日風の催しも実施されている。

 たまたま通りかかった人も気軽にチャレンジし、景品を引き換えるためだけに会場へ入ったものの、展示物を熱心に眺めていたのが印象的であった。

 また、現在開発中というXRグラスの体験会も行われていた。開発機は、フレーム上部から投影する光をグラス部分の上半分に貼り付けた銀色のライン状のフィルムに反射させて映像を目に届けるという仕組みになっていた。銀色のラインとラインの間が空いているにもかかわらず、明るくくっきりとした映像を見ることができる。

 また、下半分は視界を遮るものがないので、キーボードを見る、デスク上の飲み物を見るということを容易に行えそうだ。

 なお、このXRグラスを製品として販売するかどうかは、ニーズを見て決めたいという。スタッフは「現実世界に情報を重ねて見る、そんな世界がもうすぐやってくると思うし、そうなってほしい」と期待していた。

 35周年を迎えたdynabookは、「世界初」というステータスに甘えることなく、将来をも見据えているということが分かる内容であったし、生成AIの使い方をワークショップで体験させることにより、AIを身近に感じてもらいたいという主催者側の目的も果たすイベントであると感じた。

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