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ロジクール初の60%キーボード「PRO X 60」がゲーミングでも仕事用途でも“惜しい”と感じてしまった理由

ITmedia PC USER / 2024年8月28日 16時25分

●コンパクトながら物理スイッチを多く備える

 PRO X 60のサイズは約39(幅)×103(奥行き)×290(高さ)mm、重さは約610gと、コンパクトキーボードに分類される。携帯に便利なキャリーケースも付属している。付属品を全て収納できるキャリーケースはかなりしっかりした作りで、単体で持ち運んでもキーボードを十分保護できる。

 接続方式は有線、Bluetooth、LIGHTSPEEDの3つだ。LIGHTSPEEDはロジクールのゲーミングマウスやキーボードで採用されている独自のワイヤレス技術となる。ロジクールの一般用途向けマウスやキーボードでは、同じく独自のワイヤレス技術である「Logi Bolt」が採用されているが、LIGHTSPEEDはゲーミングに特化しており、1msという超低遅延と高いバッテリー効率によって有線接続並の高性能/信頼性を実現している。

 その一方で、Logi Boltの特徴である高いセキュリティや複数の機器接続には対応しておらず、トレードオフとなる関係だ。Bluetooth接続についてはペアリングは1台のみとなっている。最近は複数台のBluetooth接続ができるキーボードもあり、一般的な用途で使おうとするとやや物足りない。

 接続方式の切り替えは、やや分かりづらい。ボディー上部の右側にBluetoothとLIGHTSPEEDのロゴが刻まれた2つのボタンがあるが、有線接続を示すボタンは見当たらない。

 ケーブルを挿した状態でLIGHTSPEEDを選択すれば有線、Bluetoothを選択すればBluetoothになるようだ。つまり、ケーブルを挿していても有線になる場合とならない場合がある。ケーブルやレシーバーの差し替えをせず、2台のPCで切り替えて使う場面を考えると、1台をLIGHTSPEED、もう1台をBluetoothにするか、1台を有線、もう1台をBluetoothにするという選択肢になりそうだ。

 LIGHTSPEEDと有線を切り替えようとするとケーブルを抜くしかなくなるが、PRO X 60のケーブルは着脱式なので、それほどの手間ではないかもしれない。

 本体の右側面にはゲームモードのスライドスイッチがある。右手薬指などで軽く触れれば、現在の状態が分かるのはスライドスイッチの大きなメリットだ。その反面、キー操作によるゲームモード切り替えには対応していないが困ることはないだろう。

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