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ロジクール初の60%キーボード「PRO X 60」がゲーミングでも仕事用途でも“惜しい”と感じてしまった理由

ITmedia PC USER / 2024年8月28日 16時25分

 本体左側にはボリュームダイヤルがある。これは最小値/最大値があるタイプではなく、両方向に無限に回るタイプなので、取り外し時に手が触れて動いてしまっても、接続時に突然音が大きくなったりすることはない。

 底面にはスタンドがあるが、8度の1段階のみとなる。10~15度程度の傾斜角が付く一般的なスタンドに比べると調整幅が狭く、「若干、1段目のキーに届きやすくなったかな」という程度の違いしか生まれない。しかし、ベース部分の高さがそこそこあるので、あまり傾斜角があるスタンドだと手首の腱を痛めてしまうかもしれない。個人的にはスタンドは立てない方が使いやすかったが、これは人によるだろう。

●キーキャップとキースイッチについて

 キースイッチには光学式の「GXオプティカルスイッチ」を採用している。今回試用したマゼンダにはタクタイルしかないが、ブラックとホワイトではタクタイルの他にリニアも選択できる。

 アクチュエーションポイントは1.8mm固定、キー加重60g(リニアは50g)で、ラピッドトリガーは非対応だ。一般キーのキーフィーリングはカチカチ音が強めで軽快な印象だが、キースイッチ以外に保持パーツが設けられているエンターキー、左シフト、スペースバーはキータイプ音がかなり小さくなっている。特にスペースバーはキーキャップ側とベース側両方に緩衝材が取り付けられており、静音性が高い。

 キーキャップはかな印字なしのダブルショットPBTとなっている。摩耗に強く、LEDライトをきれいに透過するが、スイッチ側のLED発光範囲が狭く、シフトキーやかなキーなど、文字数の多いキーは中央部分しか光って見えない。

 また、交換可能なGシフトキーキャップはダブルショットでないため、このキーキャップだけは光らない。他のキーキャップが上部に文字があるのに対し、Gシフトだけはキーキャップ全体に配置されているため、ダブルショットにしてもきれいに光らなかったのかもしれない。

 日本語配列ながらかな印字のないすっきりしたデザインだが、句読点や中黒、カギ括弧など左側には3種の記号が印字されているキーが密集しており、ややごちゃついた感じになっている。

 ライティングはユーティリティー「G-Hub」のLIGHTSYNCから設定する。PRO X 60はWindowsの動的ライティングに対応しているため、独自の設定を行いたい場合は、まずWindowsの動的ライティングを無効にする必要がある。

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