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Intelの新型「Core Ultra 200Sプロセッサ」は何がすごい? 試して分かった設計方針の成果と限界

ITmedia PC USER / 2024年10月25日 6時0分

 ここ数年のIntelのデスクトップ向けCPUと比べると、Core Ultra 200Sプロセッサは消費電力当たりのパフォーマンス(いわゆる「ワッパ」)に重きを置いている。今回試すアンロック対応モデルは、基本消費電力は125Wで変わりないものの、定格の最大消費電力は159Wに抑えられている。先代の「Core i9-14900K」が最大253Wであることと比べると、実に94W(率換算では40%弱)も低くなった。

 CPUソケットは、第12世代Coreプロセッサから3世代に渡り使われてきた「LGA 1700」から「LGA 1851」に変更された。チップセットも「Intel 800シリーズ」に刷新され、10月25日から順次マザーボードがリリースされる見込みだ。

●Core Ultra 200Sプロセッサの実力は?

 ここからは、Core Ultra 5 265KとCore Ultra 9 285Kの実力をベンチマークテストを通して検証する。

 今回はASUS JAPANから最新マザーボード「ROG STRIX Z890-A GAMING WIFI」を借りつつ、Core Ultra 200Sプロセッサで初めて対応した“定格”のDDR5-6400規格のCUDIMM(16GB×2)を用意してテストを行った。

 今回は過去に行った「Coreプロセッサ(第14世代)」のテストの結果も参考として掲載するが、グラフィックスカード(GPU)による差を防ぐために、今回は手持ちの「Radeon RX 7800 XT」で計測している。ただし、OSのバージョンやメモリの容量に差分があるため、スコアの比較は参考程度に捉えてほしい。

CINEBENCH R23

 手始めに、3Dレンダリングを通してCPUの性能を確認する「CINEBENCH R23」を実行してみた。スコアは以下の通りだ。

・シングルコア

・Core Ultra 5 245K:2162ポイント

・Core Ultra 9 285K:2394ポイント

・Core i5-14600K:2009ポイント

・Core i7-14700K:2114ポイント

・Core i9-14900K:2253ポイント

マルチコア

・Core Ultra 5 245K:2万5072ポイント

・Core Ultra 9 285K:3万3704ポイント

・Core i5-14600K:2万3602ポイント

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