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まさかの“キーボード不要説”までさく裂した「HHKBユーザーミートアップVol.8」潜入レポート 132万円のHHKB Studio実機やニッポン放送吉田尚記氏も登場

ITmedia PC USER / 2024年11月20日 12時5分

 「例えば、量子生物学で線虫を使った実験に何があるのかをChatGPTに声でたずねると、検索して自然言語で回答してくれて勉強になる。しかも、自分の質問もChatGPTの回答も文字として残る。残ったテキストを再度ChatGPTに投げ込めばまとめてくれもする。キーボードに触らずに本を書けるのではないか」(清水氏)

 村上氏も「1時間ほどの散歩の間、『新製品をネタにして記事を書きたいので箇条書きでまとめて』とAIに話しかけると、キーボードを使わずに下書きが出来上がる」と、登壇者2人がまさかの「キーボードを使わない発言」を行うという異例の事態が生じていた。

 しかし、「VRの世界では、結局キーボードはどうなっていくのでしょう」という村上氏の質問に対し、清水氏は「いるでしょう」と即答する。そして「コード書くのに必要でしょう」と付け加えた。

 暦本氏も、「プログラム書くときに口で“include stdio.h”とか言わないから、いるでしょう」と答えつつ、「最近、首を痛めてしまい下を向くのがつらい。それで分割キーボードを自作した。腰の左右に装着し、ゴーグル(HMD)をかぶれば、歩いていてもコードが書ける」と自作分割キーボードを見せつつ説明した。

 その流れでHHKBが今後、どのようになっていくのか、どうなってほしいのかというテーマに移ると、清水氏は「HHKB Studioにレールシステムでディスプレイやラズパイなどさまざまなモジュールを取り付けて、これ1つで仕事をできるようにしてほしい」と会場にいる松本氏に目をやりながら希望を述べた。

 暦本氏は「分割キーボードのようなウェアラブルキーボードを作ってもらいたい。(HHKB)Professional(シリーズ)のような王道はあってもいいけど、それ以外は変態を作ればいいじゃない」と力説する。

 その要望を肯定すべく、村上氏が「腰のあたりに装着できれば、電車の中でもこうやって入力できますしね」と実演してみせると、「ヤバい人ですね」「通報されますね」とすかさずツッコミが入っていた。

 キーボード不要説まで出たトークセッションだったが、最後に村上氏が「今後のHHKBについて一言ずつお願いします」と話を振ると、清水氏は「HHKB Studioを作ってくれたことにマジ感謝してる。松本(秀樹)部長からこういうのが出ると聞いたときには、何を言っているんだこの人はと思ったけど、マジ最高」と現在の心境を述べてから次のように語った。

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