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まさかの“キーボード不要説”までさく裂した「HHKBユーザーミートアップVol.8」潜入レポート 132万円のHHKB Studio実機やニッポン放送吉田尚記氏も登場

ITmedia PC USER / 2024年11月20日 12時5分

 「音声入力が発達して精度が高くなっても、魂を込めた文章を書くときにはこれからもキーボードを使っていきたい。HHKB Studioは魂の相棒だし、この質量がHHKB Studioへの愛の現れだと思っている。キーボードがあるから、1文字1文字を入力しながら読者の感情をコントロールできる。世界中の人類がキーボードを使わなくなっても、自分は使い続けたい」(清水氏)

 暦本氏は「筆記用具と同じでいいものを使うのは、これからやろうとしている作業への向き合い方、マインドに影響を与える、生活の根源的豊かさに違いが生まれる」という持論を述べ、次のように付け加えた。

 「スーツに4万円しか掛けない人と40万円掛ける人がいる。毎日使うもの、触れるものに4万円しか掛けないで満足できるのか。最も触れているものに投資をしないでどうするの? と思ってしまう。いい加減なキーボードで人生を無駄にしないでほしい。もっとキーボードに投資してほしい。筆記用具に対するのと同じように、仕事で一番触れることの多いところに投資するというすばらしい文化を大切にしてもらいたい」(暦本氏)

●132万円のHHKB Studio実機も展示

 会場を入ってすぐのところは展示コーナーとなっていた。今回の展示の特徴は、HHKBのさまざまなシリーズを集めたものというより、いかにカスタマイズできるかの提案と、能登半島地震復興に関するものであった。

 正面には初代輪島塗HHKBであるHHKB Professional HG/HG JAPANと、Makuakeでキャンペーンを行った能登半島地震復興応援 Re:Japanモデルを展示して、違いを確認したり、漆塗りのキートップの感触を確かめたりすることができた。

 「これが132万円のキーボードですよ。触れますよ」とスタッフに案内されると、すぐに人だかりができていた。筆者も「こ、これが132万円の手触り……!」と堪能することができた。

 HHKB Studioキートップの3Dデータを公開したことにより、カスタマイズしやすくなった。輪島塗キーボードと同じ展示台にはDMM.makeで社員が作成したキートップの数々が並んでいた。ヒョウ柄のもの、レインボーカラーのもの、クリアアクリルで作成したもの、アルミやステンレスで作成したものなどだ。

 なお、ステンレスキートップは重さがあるため、特にスペースキーではキースイッチがキートップを支えきれず、常にスペースを入力し続けるという欠点があったという。自作する場合は、素材にも注意が必要だろう。

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