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バッファローのSOHO向け新型NAS「TeraStation TS3030シリーズ」を情シス目線で試す 中小規模ビジネスで「2.5GbE」はメリットになるのか?

ITmedia PC USER / 2024年12月3日 17時5分

 ラックマウントボディーだけあって、デスクトップモデルと比べると横幅は大きい。ただし、その分高さは低くなる。19インチラックに搭載することで、ラック内の集約率を高めることもできる。

 オフィスによっては、執務室内の一部スペースに19インチのサーバラック/ネットワークラックを設置していることもある。そのような場合、ラックに空きスロットがあれば本モデルを選ぶことでラックを有効活用できる。

 側面を見てみると、ラックから引き出すときに転がる大きなベアリングが見て取れる。SOHOや中小企業向けの製品ながら、スライドレールが採用されているためサーバラックへの取り付けも容易でありがたい。

 ラックマウントレールの取り付けは、ツールレスではない。ドライバーを使った取り付けが必要だが、本モデルの重量は約7.7kgと、ラックマウントNASとしては軽量で、ラックマウントレールも軽い。ハイマウント設置時も、大きな負担にならないだろう。

 先述の通り、ポート類の構成は先の2シリーズと変わらない。ファンについては小ぶりなものが背面左右に設置されている。

●設定は「NAS Navigator2」から簡単に

 TS3030シリーズの設定は、Webブラウザからアクセスできる設定画面から行う。Windows PCやMacであれば、バッファロー独自のアプリ「NAS Navigator2」から設定画面を開くことも可能だ。

 これはラックマウントモデルであるTS3430RNシリーズも同様だ。「ラックマウントモデルの運用は(設定面で)専門知識が必要」と思っている人もいるかもしれないが、本機ならWebブラウザから設定できるので、常駐のシステム担当者がいなくても安心して利用できる。

●2.5GBASE-T対応は効果てきめんか?

 先代のTS3020シリーズと比べた場合、TS3030シリーズの一番のメリットは2.5GBASE-Tポートを備えていることにある。

 少し前までは、1000BASE-Tポートよりも高速なネットワークに対応するNASを探すと、10GBASE-T(10GbE)まで“ジャンプ”しなければならなかった。理論上のネットワークの最高速度は一気に10倍に上がるものの、カテゴリー6(長さ55m以内)またはカテゴリー6aのLANケーブルを使わなければならないという制約があり、機器だけでなくケーブルのリプレースも求められることがある。

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