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バッファローのSOHO向け新型NAS「TeraStation TS3030シリーズ」を情シス目線で試す 中小規模ビジネスで「2.5GbE」はメリットになるのか?

ITmedia PC USER / 2024年12月3日 17時5分

 また、10GBASE-T対応のネットワーク機器は高速な分だけ発熱も大きく、何の考えなしにサーバ室やサーバラックに据え置くと“オーバーヒート”してしまうこともある。機器やケーブルも含めて、コスト面はもちろん、運用面においても大きな課題を抱えていた。

 その点、2.5GBASE-Tであれば、10GBASE-T対応機器よりも価格は手頃だ。また、ケーブルも1000BASE-T環境で多用されているカテゴリー5eのものを流用できる。発熱もそこまで激しくない。

 昨今、2.5GBASE-T対応のLANポートを備えるPCが増えている他、2.5GBASE-T対応ルーター/ハブ/スイッチも手頃になってきた。今回、ビジネス向けのTeraStationのエントリークラスの製品でも2.5GBASE-T対応を果たしたことは、小規模オフィスやSOHOのネットワークパフォーマンスの“底上げ”につながる観点ではありがたい。

 しかし、TS3030シリーズはHDDのみで構成されたNASだ。RAIDを構成したとしても、2.5GBASE-Tのメリットを享受できるのかと疑問に思う人もいるだろう。

 そこで今回は、RAID10(TS3230DNのみRAID1)でアレイを構成した上で、「CrystalDiskMark 8.0.4」を用いて、1000BASE-Tポートを利用した場合と、2.5GBASE-Tポートを利用したときのパフォーマンスを測定してみた(PC側は2.5GBASE-Tポート搭載)。

 まず、読み出し速度は以下の通りとなった。

・読み出し(SEQ1M Q8T1)

・TS3230DN 1000BASE-T:毎秒118.28MB

・TS3230DN 2.5GBASE-T:毎秒285.24MB

・TS3430DN 1000BASE-T:毎秒118.28MB

・TS3430DN 2.5GBASE-T:毎秒286.25MB

・TS3430RN 1000BASE-T:毎秒118.07MB

・TS3430RN 2.5GBASE-T:毎秒295.48MB

読み出し(SEQ1M Q1T1)

・TS3230DN 1000BASE-T:毎秒112.4MB

・TS3230DN 2.5GBASE-T:毎秒249.55MB

・TS3430DN 1000BASE-T:毎秒113.88MB

・TS3430DN 2.5GBASE-T:毎秒252.51MB

・TS3430RN 1000BASE-T:毎秒113.04MB

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