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年末年始のデータ整理に「2.5GbE対応」は武器になる! アイ・オー・データの新型家庭用NAS「LAN DISK L モデルE」の実力をチェック!

ITmedia PC USER / 2024年12月24日 17時30分

 その点、拡張ボリュームは交換後のHDDに利用済み領域のデータのみをコピーする。空き領域までコピーすることがないため、早くリビルドが完了する上、正常なHDDに過剰な負荷を掛けることもない。

 試しに、初期設定後のHDL2-LE02を使って、RAID 1と拡張ボリュームにおけるリビルドのパフォーマンスを比べてみよう。6GBのデータを書き込んだ状態でリビルドを実行してみたところ、所要時間は以下の通りとなった。

・RAID 1:1時間59分15秒

・拡張ボリューム:2分7秒

 その差は歴然だ。書き込み済みのデータ容量が多いほど、その差は小さくなっていくが、ストレージ容量の上限ギリギリまでデータを保存するというケースは、思っているほどには多くない。そう考えると、より短時間でリビルドが完了する拡張ボリュームのメリットは大きく、ユーザー目線でもありがたい。

●HDD1台構成の入門モデル「HDL1-LE02」

 HDL1-LE02は、HDDが1台構成ということもありデスクトップ向けの外付けHDDとほぼ同一のサイズ感を実現している。サイズは約45(幅)×142(奥行き)×171(高さ)mmとなる。

 本体の正面には電源/ステータスランプが用意されている。背面には電源ボタン、USB 2.0 Standard-A端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、2.5GBASE-T端子と電源入力端子が並ぶ。

 USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子は外付けUSBストレージへのデータバックアップに利用できる。本機はHDDが1台しかないため、USB HDD/SSDを使って定期的なバックアップをすることをお勧めする。

 NASというと簡単にHDDを着脱できる設計となっていることが多いが、本製品の場合はネジを2つ外すとHDDにアクセスできる。ツールレスではなくネジ回しが必要ではあるものの、HDDの着脱自体は難しくない。

●RAID/拡張ボリューム対応の「HDL2-LE02」

 HDDを2台搭載するHDL2-LE02は、先述の通りRAIDと拡張ボリュームの構築に対応しており、初期設定では拡張ボリュームを使うようにセットアップされている。

 搭載するHDDが増えた分、ボディーは約83(幅)×144(奥行き)×185(高さ)mmと、HDL1-LEシリーズよりも少し大きめだ。ただし、2台搭載モデルとしてはコンパクトな部類に入るので、卓上設置も苦にならない。

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