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仕事に役立つ独自AIアプリを用意! ASUS 「ExpertBook P5」はビジネスノートPCの新形態となるか? 実際に試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2025年1月15日 11時5分

 右側面にはUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Standard-A端子が1基ある。使用イメージとしては、右側にUSBマウスを、左にUSBメモリやカードリーダーなどを接続するのがよいだろう。また、電源はThunderbolt 4のUSB PD充電を利用する。映像出力はHDMIおよび2つのThunderbolt 4端子を利用できる。

 無線LANはWi-Fi 6Eをサポートし、Bluetooth 5.3も利用可能だ。

 採用する14型ディスプレイは、2560×1600ピクセルと高解像度だ。16:10のアスペクト比としたことで、一般的な利用では1画面内に表示される情報が増える。例えな、表計算ソフトなどを表示した際、表示できる行数が16:9比のパネルと比べて数行多いといったメリットがある。リフレッシュレートも144Hzと高く、Webブラウザも滑らかにスクロールしてくれる。

 一方で、16:9比の映像を視聴するような場合は、上下に黒帯が生まれてしまう。とはいえ、ビジネス用途には16:10比である点で生産性向上につながる部分だろう。なお、パネル表面はノングレア(非光沢)だ。

 ベゼル上部には207万画素Webカメラがある。手動のプライバシーシャッター付きなので、Webカメラ機能を利用していない時など物理的にカバーすることで情報漏えいを防げる。また、赤外線カメラ機能を内蔵しており、Windows Helloによる顔認証もサポートする。

 キーボード面にも注目したい。キーボード自体は84キーの日本語配列だが、最上段にあるF1~F4キー部分には青くラインを設けて見分けやすくしている。音量調整、ミュートなどビデオ会議で多用するキーだ。同列の右上位置に指紋認証と一体になった電源ボタンを配置している。このあたりはビジネス用途で役立つはずだ。

 そしてタッチパッドのサイズも大きい。実測で幅130mm、奥行きも85mmほどあり、かなり繊細なカーソル操作が可能だった。

●ビジネス向けの独自AIアプリ「ASUS AI ExpertMeet」を導入済み

 本機の標準搭載OSはWindows 11 Proだ。社内ネットワーク接続などでドメイン参加するような際を考えると、ビジネス向けモデルなので当然の選択だろう。

 AI活用アプリケーションという点では、Copilot+ PC向けにいくつか用意されている。リアルタイムで音声を字幕に変換する「ライブキャプション」、ペイントアプリ上でラフなお絵かきからアーティスティックな絵を生成する「コクリエーター」、ビデオ会議時などでカメラ映像の明るさを調整や背景ぼかしといったエフェクトを付ける「スタジオエフェクト」などだ。そしてセキュリティ面で議論を呼んでいるが、そのPCで過去に行ったことの履歴をたどれる「リコール」もInsider Previewでテスト中だ。

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