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仕事に役立つ独自AIアプリを用意! ASUS 「ExpertBook P5」はビジネスノートPCの新形態となるか? 実際に試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2025年1月15日 11時5分

 これらに加え、本機では同社のAIアプリケーション群「ASUS AI ExpertMeet」を利用できる。AI ExpertMeetはスタートから起動してもよいし、タスクトレイに常駐する「ASUS ExpertPanel」からも素早く呼び出せる。

 AI ExpertMeetには「AI ミーティング議事録」(AI Meeting Minutes)、「透かし」といった機能がある。検証段階ではまだβ版であり、日本語対応できていなかった。以下のスクリーンショットは、英語/中国語しか対応していない段階で日本語(多少の英単語は話す)のWeb会議を試みてキャプチャしたものだ。

 AI 翻訳字幕(AI Translated Subtitles)は、ビデオ会議での発言をリアルタイムで翻訳するといった機能である。ライブキャプションは文字起こしだったが、AI 翻訳字幕なら翻訳も同時に行える。AI ExpertMeetを起動し、AI 翻訳字幕のタブに切り替えた後にZoomなどWeb会議アプリで会議を開始したら、AI 翻訳字幕の録画開始ボタンを押す。使い方としてはこのような手順だ。

 AI 翻訳字幕側のウィンドウに、小さなビデオ会議画面と横にリアルタイム翻訳されたテキストが表示される。このビデオ会議画面は小さいため、Web会議アプリとAI 翻訳字幕側を並べて配置する方が良いだろう。モバイルディスプレイを組み合わせて2画面に配置すればなお良い。ウィンドウ内にある通り、テキストファイルとしてエクスポートもできる。音声としても保存されるので、次のAI ミーティング議事録にも利用可能だ。

 AI ミーティング議事録は、文字起こしと要約という2つの機能で構成されている。こちらはリアルタイムではなく、会議後に利用するものだ。先のAI 翻訳字幕用に録音したデータが保存されていたので、「ファイルの取込」から指定し取り込んだ後、実行する。

 要約タブに切り替えれば、改めてAIがWeb会議の要約を作成してくれる。15分程度のWeb会議だったが、要約の作成にはさほど時間はかからなかった。一瞬とまではいかないまでも、人力で行うよりはだんぜん早い。

 また、透かしについては、例えばビデオ会議の際にカメラ映像に自分の名刺を表示したり、公式発表前の情報などに「Confidential」のようなウォーターマークを重ねたりといったことができる。

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