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ミドルレンジの新GPU「Intel Arc B570」を試して分かったこと ゲーミング/動画処理の入門にお勧めだがネックは?

ITmedia PC USER / 2025年1月17日 0時0分

 筆者が調べてみた限り、Arc B570を搭載するグラフィックスカードは基本的に「オーバークロック(OC)品」だ。よって、先述したスペックよりも最大動作クロックや消費電力が高めに設定されている。

 その名の通り、今回レビューするIntel Arc B570 Challenger 10GB OCもOCカードとなる。製品情報によると、エンジンクロック(=ゲームクロック)は定格から100MHz増しの2600MHzに設定されているそうだが、最大クロックについては記載がなかった。推奨の電源容量は定格と同じ600Wで、GPU補助電源も「8ピン×1」と定格通りだ。

 本カードは2連ファン構造で、ぴったり2スロット厚(約41mm)に収まっている。ただし、冷却機構がブラケットよりも少し幅を取る(約132mm)。そのため、ブラケット横のクリアランスが少ないケースでは、少し干渉するかもしれない。

 背面にはメタルバックプレートが設けられており、カード自身の強度もしっかりと確保されている。

 映像出力端子は定格通りの仕様で、DisplayPort 2.1(UHBR13.5対応)×3+HDMI 2.1a×1という構成となっている。Intel Arc B580 Limited Editionと同じく、DisplayPort 2.1a出力のプライマリーは中央のポートとなっており、対応ディスプレイでデイジーチェーン(数珠つなぎ)接続を行う場合は、この端子を使う必要がある。

●Arc A570の実力をチェック!

 ここからは、Arc B570の実力をチェックしていく。今回のグラフィックスドライバーはテスト版の「バージョン6256」を利用した。参考として、前回のテストで計測したArc B580(Intel Arc B580 Limited Edition)と「Intel Arc A580 Graphics」(ASRock Arc A580 Challenger 8GB OC)結果も掲載する。

 使うPCは「Intel NUC 13 Extreme Kit」のCore i9-13900K(Pコア8基16スレッド+Eコア16基16スレッド)モデルで、UEFI(BIOS)とOS(Windows 11 Pro)は最新バージョンにアップデートしている。メモリは64GB(32GB×2/DDR5)、ストレージは1TBのSSDだ。

3DMark

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