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「AI PC」の販売比率が15%突破、25年には50%に――日本HPがAI対応をさらに拡充する製品群を披露

ITmedia PC USER / 2025年1月17日 14時30分

「AI PC」の販売比率が15%突破、25年には50%に――日本HPがAI対応をさらに拡充する製品群を披露

説明会の登壇者。左から濱岡有希子氏(人事総務本部 本部長)、岡戸伸樹社長、松浦徹氏(パーソナルシステムズ事業本部 事業本部長)、前田悦也氏(ワークフォースソリューション事業本部 事業本部長)

 日本HPは1月16日、東京都内で「2025年度事業戦略説明会」を開催した。

 2024年に「AI PC元年」を宣言した同社は、自社製PCの出荷台数に占める「AI PC」(NPUを統合したCPU/APUを備えるPC)の比率が15%に達したことを明らかにした。これを2025年には25%、2027年には50%まで引き上げる計画だ。

 説明会では、個人/法人PC向けからワークステーション、ゲーミング製品に至るまで、幅広い新製品も発表された。

●法人向けCopilot+ PCにIntel/AMD版

 法人向けノートPCでは、「新しいAI PC」ことCopilot +PCに準拠する新製品「HP EliteBook X G1シリーズ」2機種を発表した。

 本シリーズでは、QualcommのSnapdragon X Eliteを搭載する「HP EliteBook Ultra G1q」が発売済みだが、今回はIntelのCore Ultra 200Vプロセッサを備える「HP EliteBook X G1i」と、AMDのRyzen AI PRO 300プロセッサを備える「HP EliteBook X G1a」の2モデルを追加し、ラインアップを拡充する。

 両モデルには、HP独自のAIアシスタントアプリ「HP AI Companion」がプリインストールされている。

 HP AI Companionは、ChatGPTエンジンを活用した対話機能「Discover」、社内文書の分析・要約を行う「Analyze」、PC設定を最適化する「Perform」を単一インターフェースで提供する。

 月額利用料は不要で、デバイス購入代金に含まれる。クラウドでのAI処理とNPUを活用したローカルAI処理を組み合わせ、セキュリティとパフォーマンスの両立を実現している。ただし、現時点ではβ版という扱いとなる。

 HP EliteBook X G1aは、NPUのピーク時性能が50TOPS(毎秒50兆回)の「Ryzen AI 7 PRO 360」か、55TOPS(毎秒55兆回)の「Ryzen AI 9 HX PRO 375」からプロセッサを選べる。メモリはLPDDR5X-8533規格で、容量は32GBまたは64GBとなる。ストレージはPCI Express 4.0接続の512GB SSDだ。

 ディスプレイは2880×1800ピクセルの14型有機ELパネルで、ピーク輝度を400ニトとすることで視認性を向上している。バッテリーの定格容量は74.5Wh(4セル)で、稼働時間は最長10時間45分(MobileMark 25での計測値)となる。本体重量は約1.497kgだ。

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