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「ZenBook SORA UX3407」シリーズはArm版Copilot+ PCの大本命か 日本市場向けに開発された1kg切りモバイルPCの実力を検証する

ITmedia PC USER / 2025年2月4日 16時5分

「ZenBook SORA UX3407」シリーズはArm版Copilot+ PCの大本命か 日本市場向けに開発された1kg切りモバイルPCの実力を検証する

ZenBook SORA UX3407は、約980gの薄型軽量ボディーにQualcommのSnapdragon X Elite(X1E-78-100)、14型有機ELディスプレイを搭載したモバイルノートPCだ。

 ASUS JAPANから登場した「ZenBook SORA UX3407RA」シリーズは、約980gの超軽量ボディーに14型の有機ELディスプレイ、QualcommのSoC「Snapdragon X Elite」(X1E-78-100)を搭載した薄型軽量のモバイルPCだ。

 同時に、重量が約899gでSoCにSnapdragon X(X1-26-100)を採用した下位の「Zenbook SORA UX3407QA」シリーズも、UX3407RAシリーズと同じ2月5日から発売される。いずれもMicrosoftが「新しいAI PC」として提唱する「Copilot+ PC」の要件も満たす。

 このZenBook SORAは、グローバルでは「ZenBook A14」シリーズとして展開されるが、「日本向けに調査および開発がされた特別モデル」ということで、日本市場でのみ製品名を変更して発表されている。

 今回は発売前の試作機(UX3407RA-HA32570GR)を評価機として入手したので、パフォーマンスやバッテリー駆動時間を検証していこう。

●QualcommのSnapdragon X Elite(X1E-78-100)を採用

 システムの中核であるSoCとして、QualcommのSnapdragon X Elite(X1E-78-100)を搭載する。Snapdragon X Eliteの4種類のSKUのうち一番下のグレードにあたる。これは世界初のCopilot+ PCの1つである「Vivobook S 15 S5507QA」と共通だ。

 Qualcommが独自に開発したArmアーキテクチャのCPUコア「Oryon(オライオン)」を12基搭載し、最大周波数が3.4GHz、キャッシュは42MBとなる。さらに45TOPSのAIパフォーマンスを持つ「Hexagon NPU」、3.8GFLOPSの浮動小数点演算パフォーマンスを持つDirectX 12対応の「Adreno GPU(Adreno-741)」を統合している。

 Snapdragon X Eliteは、ボディーの熱設計等によって実際に発揮できるパフォーマンスが変わってくるが、本機は約980gという超軽量ボディーでありながらデュアルファンを備えた冷却機構を搭載しており、45WのCPUパフォーマンスが発揮できる設計となっているという。

 メモリはLPDDR5X-8448をオンボードで32GB実装する。ストレージはPCI Express 4.0 x4対応のSSDを採用している。評価機のSSD容量は512GBだが、1TBのモデルも用意される。

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