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「ZenBook SORA UX3407」シリーズはArm版Copilot+ PCの大本命か 日本市場向けに開発された1kg切りモバイルPCの実力を検証する

ITmedia PC USER / 2025年2月4日 16時5分

●鮮やかな有機ELディスプレイと打ちやすいキーボードを装備

 本機が採用するディスプレイは14型の有機ELで、画面解像度は1920×1200ピクセル(WUXGA/アスペクト比16:10)となる。色域はDCI-P3 100%に対応しており、素子自体が発光し、緻密な制御ができる有機ELディスプレイならではの黒の締まった鮮やかな映像、優れた色再現性、階調表現を楽しめる。

 キーボードには、Copilotキーが用意されている。実測のキーピッチは約19(横)×18(縦)mmとゆとりがあり、スイッチの感触も良好だ。青色LEDのバックライトも内蔵する。

●薄型軽量でもパワフルなパフォーマンス

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。基本的にMyASUSユーティリティーで選べるファンモードは「フルスピード」、Windows 11の電源設定は「最適なパフォーマンス」で計測している。

 Snapdragon X Elite搭載機は想定している熱設計の幅が広いため、製品によって実際に発揮できるパフォーマンスが異なる傾向が強いが、本機はX1E-78-100搭載機の中でもトップクラスだ。

 CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)では、SoCが同じでより大きなフォームファクター(15型、約1.42kg)のVivobook S 15 S5507QAとほぼ同等のスコアだ。マルチスレッド性能のテストではCore Ultra 7 258V搭載の「Vivobook S 14 S5406SA」を圧倒し、Ryzen AI 9 HX 370を備えた「ZenBook S 16 UM5606WA」のスコアも上回っている。

 その他のテストでも、Vivobook S 15 S5507QAと同じかそれ以上のスコアをマークしており、Snapdragon X Elite(X1E-78-100)のポテンシャルをフルに発揮できていることが分かる。

 その分、フルスピードモードでの動作音はかなり高いが、ファンの動作音を抑えるスタンダードモードやウィスパーモードが用意されているので、使い分ければ良いだろう。

 PCMark 10 Applications Battery Lifeで計測したバッテリー駆動時間は20時間25分(残量100%から2%まで)だった。ASUS独自基準による公称値(約29時間)には及ばないものの、十分に長い駆動時間を記録した。

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