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「ZenBook SORA UX3407」シリーズはArm版Copilot+ PCの大本命か 日本市場向けに開発された1kg切りモバイルPCの実力を検証する

ITmedia PC USER / 2025年2月4日 16時5分

●プレミアムな質感が際立つ超軽量ボディー

 ボディーサイズは、約310.7(幅)×213.9(奥行き)×13.4~15.9(厚さ)mm、重量は約980gと薄型軽量だ。

 このボディーは、セラミックとアルミニウムを融合させたASUS独自の素材「Ceraluminum(セラルミナム)」を採用する。硬度が高く、耐摩耗性や耐食性にも優れ、美しい外観を長く保つことができるという。

 さらに100%リサイクル可能で、サステナビリティーの観点からも優れる。耐久性については、米軍の調達基準である「MIL-STD-810H」に準拠したテストを開発段階でクリアしている裏付けもある。

 実機は、見た目からして洗練されたオーラが漂う。実際に触れてみると伝わってくるのは、絶妙な手触りの良さだ。手になじむソフトな感触でありながら、ベトつきがなくサラッとしている。いつまでも触っていたくなるような、抜群の上質感が所有欲を刺激してくる。剛性感も高く、皮脂も付きにくいため、気兼ねなく持ち運びできる安心感もある。

●公称約29時間のロングバッテリーを実現

 本機は1kgを切る軽量ボディーでありながら、70Whと大容量のバッテリーを内蔵している。公称の駆動時間は、同社の独自基準で約29時間と長い。条件を見ると、画面輝度150ニトで通信機能が無効、フルHDの動画再生などとなっており、インターネット接続が前提の実使用時間は公称値より短くなる可能性が高いが、それは後ほど検証しよう。

 ちなみに、JEITA基準での駆動時間は試用時点では「測定中」だった。

 付属のACアダプターは、USB Power Delivery(PD)対応で最大出力は90Wだ。本体左側面にある2基のUSB Type-C端子(USB4対応)はどちらも充電端子として利用できる。

●Wi-Fi 7の無線LANとUSB4に対応

 通信機能は、Wi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4を標準で装備している。端子類も2基のUSB4対応USB Type-Cに加え、USB 3.2 Gen 2 Standard-A、HDMI出力、ヘッドセット(ヘッドフォン兼用)端子など、実用十分な内容だ。

 その一方で、ビジネス向けPCの多くが装備するセキュリティロック・スロット(盗難防止用ワイヤー)は省かれている。

 ディスプレイ上部には約207万画素のWebカメラ、顔認証用IRカメラ、アレイマイクを内蔵する。Snapdragon X Eliteが統合するNPUを活用したOS(Arm版Windows 11 Home)標準の高度なカメラ効果(Windows スタジオ エフェクト)や、AIノイズキャンセリング機能を利用できる。

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