1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

現役の情シスが考える、KDDIのビジネスPC向け“月額費用なし”データ使い放題サービス「ConnectIN」の強み

ITmedia PC USER / 2025年2月4日 12時40分

現役の情シスが考える、KDDIのビジネスPC向け“月額費用なし”データ使い放題サービス「ConnectIN」の強み

KDDIが提供を始めた「ConnectIN」(コネクティン)

 KDDIが「ConnectIN」(コネクティン)というサービスの提供を1月21日に始めた。メーカーが自社の製品やサービスにKDDIのモバイル回線を組み込んで提供できるようにするもので、現在は日本HPやDynabookがデータ通信使い放題のビジネスPCを提供している。

 普段、情報システム部門で働く筆者は企業内におけるデバイス管理やモバイル回線の活用、管理に気をもんでいたが、ConnectINの登場によって情シスが抱える1つの大きな課題を解決できるのではないかと感じている。

 ConnectINの登場によって、情シスの負担はどう減りそうか、情シスだけでなく、企業全体にどのようなメリットが得られるのか、具体的な例を挙げて検討してみよう。

 なお、今回はConnectINに対応したビジネスノートPCを社内端末として調達することを想定して執筆しているため、今後の展開が予想されるConnectIN対応のIoT製品には触れない。

●そもそもConnectINとは何か

 ConnectINで現在展開されている事例は、PCとKDDIのモバイル回線をセットにし、一定期間の通信量を組み込んで販売できるサービスだ。

 従来であれば、モバイル通信機能(WWAN)を搭載したノートPCやタブレットとモバイル回線契約は別々で調達する必要があり、通信費用をPC本体の費用とは別に、月額で支払うのが一般的だった。

 しかし、ConnectINを利用すれば、ビジネスPCの本体費用に4~5年分の通信費用も含まれているため、初期のイニシャルコストだけでPC本体と通信回線を調達できる。以降も、端末リプレースのタイミングにまとめて費用を支払うだけで済むことになる。

●ConnectIN対応PCを導入することで得られるメリットは

 新しいサービスを利用する上で、情シスだけがメリットを得られるサービスや製品の導入は、社内の稟議(りんぎ)を通しにくいと感じている人もいるだろう。

 しかし、ConnectINは情シスのみならず、全社的に大きなメリットを得られるサービスかもしれない。そこで、筆者が思い浮かべるメリットを経営層、情シス、従業員という3つの目線を列挙した上で、それぞれ少し掘り下げてみよう。

・経営層から見たメリット

・調達コストの削減

・予算管理の簡略化

・従業員の生産性向上

・情シスから見たメリット

・資産管理負荷の低減

・モバイル回線管理負荷の低減

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください