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ウエスタンデジタルの新型PCI Express 4.0 SSD「WD_BLACK SN7100」を試す パフォーマンスは良好でノートPCへの組み込みにお勧め

ITmedia PC USER / 2025年2月5日 17時45分

 本製品の基板にWDロゴではなくSanDiskロゴが刻印されているのは、WDがSanDisk(フラッシュメモリ関連事業)を再度分離する動きと関連しているのだろうか……?

 日本でも直販ストアが「HDD製品(WDブランドサイト上)」と「フラッシュメモリ製品(SanDiskブランドサイト上)」に分かれている。米国では、SanDiskブランドのリニューアルが発表されており、2月11日(米国太平洋時間)には企業としてのSandiskの投資家説明会も開催される予定だ。

 ともあれ、今回の新製品はWDからSanDisk改め「Sandisk」が再分離する前の“過渡期”ならではの製品となるかもしれない。ただし、現時点でWD(やウエスタンデジタル)からSandisk分離後の製品名に関する案内はない。WD_BLACKのようにHDDとフラッシュメモリに“またがる”ブランドもあるため、簡単に整理できないような気もするが、どうなるか……。

●パフォーマンスはどう?

 WD_BLACK SN7100の紹介が一通り終わったところで、2TBモデルのパフォーマンスをベンチマークテストアプリ「CrystalDiskMark 8.0.6」を使ってチェックしてみよう。

 今回は、2022年に発売された「ThinkPad X13 Gen 3」(Core i7-1280P/32GBメモリ)に本製品を組み込んだ上で、組み込み前に作っておいたリカバリーイメージ付きの「回復ドライブ」でWindows 11 Pro(バージョン24H2)を改めて導入してからテストを行っている。

 CrystalDiskMark 8.0.6の計測モードは「NVMe SSD」で、それ以外の設定は標準通りとした場合の主な結果は以下の通りだ。

・シーケンシャル(SEQ1M Q8T1)

・読み出し:毎秒6849.38MB

・書き込み:毎秒6330.31MB

ランダム(RND4K Q32T16)

・読み出し:797.17MB

・書き込み:340.56MB

 一部のSSDは、ハードウェアベースのデータ圧縮機能を備えていることがあり、データの内容によっては実際よりも“高速に”読み書きできる。そのため、データ圧縮が効かないようにすべく、テストデータを全て「0x00(0 Fill)」としたテストも実施した。主な結果は以下の通りだ。

・シーケンシャル(SEQ1M Q8T1)

・読み出し:毎秒6895.99MB

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