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朝ドラ「虎に翼」制作統括・尾崎裕和さんロングインタビュー《後編》今後の注目人物は桂場さん(松山ケンイチ) 美佐江(片岡凜)エピの回収は?

iza(イザ!) / 2024年8月30日 18時0分

――寅子はこれまで先進的な女性として描かれてきましたけれども、今後は若い世代と対立して世代間ギャップに苦しむような場面もあるのでしょうか?

「朝ドラの後半の“あるある”なのですが、世代が変わることによって、寅子が下の世代とどう向き合っていけばいいかというようなことを年齢を重ねていくことでぶつかる新たな課題が出てくるさまは継続して描いていきます」

待ち時間の岡田将生は「ちょっと航一さんぽい」

――アラフォーになった寅子を演じる伊藤沙莉さんの演技について、感想を

「新潟編で、寅子は初めて上司になって、部下に対して管理職の立場でやり取りしますが、しっかり部下を観察したうえで判断して、どうしたらより良い方向に部下が成長していけるかを常に考えているところは、僕も管理職として見習いたいくらいの上司ぶりで、寅子として自然に年齢を重ねている感じを出してくださっていると思います」

――長期間の撮影を通じて感じた伊藤さんの成長や、ドラマに対する思いの変化を感じたことはありますか?

「僕としてはむしろ、変わらないのがすごいと思っています。朝ドラって本当に大変なので、主人公を演じる方はやっぱり苦労しましたというような話がクランクアップした後でよく語られるんですが、沙莉さんは最初の頃からいつも現場で明るく笑っていました。今も現場に行くと笑い声が聞こえるんですが、ポジティブな気持ちがずっと変わらずにいるすごさを感じています」

――星航一役を務める岡田将生さんの印象的な場面は?

「第18週で、航一が、過去の総力戦研究所での経験を振り返って、自分の責任を感じて抱え込んでいたことを打ち明けるお芝居。あそこは本当に長いシーンなので、半日以上ぐらいかけて収録したんですが、担当演出や共演者の皆さんとじっくり話しながら、あの長いエチュードのような芝居を作っていったところが本当にすてきだなと思って見ていました」

――岡田さんの起用理由と撮影現場での様子を聞かせてください

「ドラマの大きな流れが決まった時に、内容や星航一のキャラクター造形についてお話しして、参加していただきました。とても魅力的な役者さんであり、星航一という人物が、総力戦研究所の過去を背負って、寅子のパートナーとして生きていく人でもあるので、ある種の繊細さを持って演じていただける方ということで、岡田さんにぜひお願いしたいと思いました。現場では距離感が自然ですね。寅子や優未と一緒の収録が多くて、待ち時間にすごく適度な距離感でスッといない時はいないし、楽しい空気にした方がいいような時はスッといらっしゃって、優未や沙莉さんたちと談笑していたり、ちょっと航一さんぽさ感じます」

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