[遠藤功治]【アジア向け二輪需要拡大で業績堅調】~ “キラリと光るダイヤモンドの原石企業” 群馬県編 1~
Japan In-depth / 2015年5月30日 11時37分
この堅調な業績の背景には、二輪車の伸びがあります。他のホンダ系自動車部品メーカーの多くにも共通していることですが、二輪車市場で圧倒的にシェアが高い部品群を生産していることから、二輪車関係の部品の利益率が非常に高いのです。売上高の中で、二輪車関係が占める比率は約20%程度ですが、利益に占める比率は、約半分程度と推計されます。
従って、この二輪車関係の部品が堅調であれば、会社全体の業績もしっかりしてくる、ということになります。当社はホンダ系ということもあり、世界シェア第一であるホンダの二輪車の影響を大きく受けます。特に近年、市場が拡大しているインド・インドネシア・ベトナムなどに於いて、ホンダ向け売上が大きく拡大している訳です。
利益の残り半分が四輪車用、大きく分けて3種類に分類されます。その第1が“視界系”と呼ばれるもので、ワイパー・ウオッシャー・ドアミラーなど。ワイパーと言ってもワイパー単体ではなく、モーターやその他付属部品も含めたシステム機器です。
第2が“利便系”と呼ばれるもので、パワーウインドウモーター・パワーシートモーター・サンルーフモーター・ドアロックアクチュエーターなど。第3が“エンジン・走行系”関係で、スターターモーター・電子制御スロットルモーター・電動パワステモーター・電動サーボブレーキ用モーター、などとなっています。つまり、当社の技術の主体は小型モーターです。
(【熾烈な競争、求められる独禁法違反対応】~ “キラリと光るダイヤモンドの原石企業” 群馬県編 2~ に続く。本シリーズ全2回。)
トップ画像/株式会社ミツバ HPより引用
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