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J-POPは日韓関係を救うか

Japan In-depth / 2017年2月5日 7時0分

ストリーミングサービス·サイトの人気チャートを見ると日本のトレンドからは相当かけ離れている現実が明らかになる。上位100の中で「L'Arc-en-CielのDriver's High(16位)」や 「中島美嘉の雪の華(89位)」、「X-JAPANの Endless rain(26位)」など1990年~2000年代の曲がいまだに残っている。その以外はEXO、BIGBANGのように韓国のアイドルが発売した日本語バージョンのアルバム、歌詞のない曲を作るAcoustic Caféが占めている。

業界の地形を左右するほど強力な規制があるにもかかわらず、最近韓国のJ-POPファンたちが大興奮した事件が相次いだ。そのスタートは人気のアニメ『ハイキュー!! 』のテーマ曲を歌ったロックバンド「SPYAIR」であった。昨年12月初旬に開かれたこのバンドのコンサートは1年前より2倍程度大きいコンサートホールで開催され全席売り切れとなった。一部のチケットは3倍以上の価格で取引された。コンサート当日にはグッズを購入しようとする10~20代のファンの列が近所を埋め尽くすほどだった。コンサートを企画した関係者は公式ツイッターで「成功裏に来韓コンサートを終えた」と語った。

その次は日本でもよく知られている「SEKAINOOWARI」だった。2012年と2016年, 韓国のロック·フェスティバルに参加した彼らは韓国で初の単独コンサートを行って以来、かなりの関心を集めている。コンサート·チケットを手に入れるのは極めて難しく、販売開始から3分以内に売り切れ。一部のファンは「サイトにアクセスさえできなかった」と言うぐらい、大勢の人々が押し寄せた。ファンの期待は失望に変わり、「コンサートを企画した会社が日本のファンに座席を先に販売した」といううわさがツイッターなどSNS上で流れた。日本のオークションなどで定価8,000ウォンより約2~3倍高い価格でチケットが販売されているという話も出た。

企画社のライブ・ネイション・コリアは、 プレミアチケットの疑惑を強く否認しており、「韓国の前売りサイトのみチケットを救うことができた」という点を強調した。結局、その疑惑はミュージシャンと協議してコンサートを1日延長することが発表されて消えた。そして追加の2,300席も5分以内で完売。音楽業界の人たちはこの状況について「極めて異例」と驚きを示した。

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