1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

J-POPは日韓関係を救うか

Japan In-depth / 2017年2月5日 7時0分

 

■まだ壁はあるが・・・

約20年間、韓国でJ-POPを消費してきた筆者としてこのようなニュースはショックだったが、同時に嬉しいことであった。しかし「オタクだけの祭り」というイメージが強い日本の歌手のコンサートがこれから継続して成功的に開催されるかどうかは不透明だ。そして彼らのアルバムが韓国市場の主流となる可能性はもちろん低い。韓国政府がいきなりJ-POPの放送を許可しない限り、急なファンの増加は難しいからだ。しかも両国の関係が最悪の今は、文化交流の機会も減る見通しだ。

両国の関係が悪化するに従って日韓の交流が少なくなれば韓国でJ-POPのファンは減少する可能性が高い。韓国政府が特定の国から輸入するドラマや音楽を完全に禁止することはないと思うが、個人的にJ-POPがタブーになるかもしれない。今も韓国のJ-POPファンの中には、自分が好きな歌手を人の前で話さない場合が多い。相手が日本やJ-POPについてどんな考えを持っているのか不明なら、意見の表明は危険なことだ。ライブ・ネイションの関係者はこれに対してこう語った。「日本の音楽にはまったマニアはかなり多いが、彼らは自分が日本の音楽を聞くという事実を他の人に明らかにしない。そのために(日本の歌手の)コンサートの需要に対する予測をすることが英米のポップ歌手たちに比べてかなり難しかった。」

「文化の交流をもとに両国の未来を志向する関係を作っていく」という主張は、両国の関係をめぐる様々な懸案を無視する理想論だとよく批判される。少女像の問題など、両国のトップの決断があったにもかかわらず、解けない問題はまだ山ほどある。20年前も今も、そして20年後にも、韓国と日本の若者は過去から自由ではないだろう。でも排斥よりは交流を、憎悪よりは愛を選択する人が増えることを希望する。

「私たちの国籍は違っても、音楽を通じて仲がよくなったらいいと思います。」韓国のファンにこう声をかけた、ある日本のミュージシャンの一言が現実になる日はいつ来るのだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください