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弾劾裁判審査前に反撃 韓国朴大統領インタビュー その1

Japan In-depth / 2017年2月9日 21時0分

チョン主筆 ところがそうしたウソ、とんでもない話が作られたのですが、このとんでもない話が大統領の力でも統制ができませんでした。なぜそうなったのでしょうか。あえてマスコミに圧力を加えないとしても、何らかの方法で、例えば訴訟とか、訂正を求める要請とか、反論とか、このような手順が踏めなかったのですか。

パク大統領 以前もそうしたことがあったのですが、それが一度作り上げられて風が吹けば、いくらそれは違うといって訂正報道の要請をしても、それは間違っていると記者会見で話をしても、これはこうだとの何らかの作り上げられたフレームができてしまうと、それ以外の話は一切受け付けないというそういう風潮があります。それでも今は、このように話をすることができますが、最初は何をいっても「それはすべて違う」という風潮がわが国では強いのです。

チョン主筆 一部の放送で、チェ・スンシルという人物が大統領の演説を添削した、直したと最初の暴露が出てきた時に、すぐに一部を認めました。そして記者会見をもって申し訳ないと話されましたがそれが間違いだったのですか?例えば今になって明らかになったことですが、タブレットPCがねつ造の可能性が高いとされています。ところが大統領になってスタッフが揃うまでチェ・スンシルから一部助言を受けたと認めたことによって、その後に数多く出てきた話まですべてを認めたようになってしまいました。

パク大統領 その謝罪について私にこのようなアドバイスをする人がいます。「私たちの社会では謝罪をしてはならない。間違ったことをしてももちこたえて謝罪してはならない」と。私はそうは思いません。その時謝ったのは、タブレットPCでさまざまなものが出てきたとの報道がなされた時です。ありえないことだと思いました。私が少し助けを受けたのは演説文の表現や広報的観点から(聴く人が)どのように受け入れるのだろうかということで、ある時期に(アドバイスを)受けただけです。どうしてあれだけ多くのデータが流出していたのだろうか、そこは正さなければならないと思いました。その次に、私も知らなかったことが出てきました。(チェ氏が)私益を得ていたという話ですが、これは初めて聞く話でした。しかしそれを知らなかったということは、結局は「私の不覚ではないか」と思って国民に謝罪申し上げたのです。国民に心配を掛けたことに対して謝罪しなければならない。そう考えたのです。

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