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弾劾裁判審査前に反撃 韓国朴大統領インタビュー その1

Japan In-depth / 2017年2月9日 21時0分

パク大統領 今回の事態を振り返ってみると、ああ、そんなこともあったのか、私はそれをきちんと見ていなかったことを感じました。私の手落ちという気がします。それまでは知りませんでした。

チョン主筆 チェ・スンシルの私生活とか私的利益を得るために作った複数の会社見ると、大統領に知られないようにすることに神経を使っていたと私は見ました。このようなことを全く知らなかったのでしょうか。

パク大統領 はい。知りませんでした。

チョン主筆 いま特検が「ブラックリスト」と関連してチョ・ユンソン元文体部長官を拘束しました。チョ・ユンソン長官についてはどう思われますか。

パク大統領 賄賂でもないのに拘束までしたというのは、個人的にはあまりにもひどいと考えます。

チョン主筆 ブラックリストは以前からあったのですか。

パク大統領 知らないことです。

チョン主筆 いわゆる4大改革対象、つまり、国会、言論、労組、検察などの4大勢力が、同盟軍になったように、大統領を包囲して沈没させています。何故こうなったと思いますか。

パク大統領 あまりにも多くの根拠のない話が独り歩きするものですから、それを事実だと信じた人もいただろうし、また推進してきた改革に反対する反対勢力もいたし、国の体制に反対する勢力も合流したんではないかと、そう見ています。

チョン主筆 万一弾劾が憲法裁判所で認められた場合、これまで進めてきた改革は忘れられるでしょう。政治圏はどうなるでしょうか。

パク大統領 あんなに努力してきた改革案が崩れたら、また改革する意欲が出るでしょうか。永遠に水の泡となるのではないでしょうか。

チョン主筆 今回の事件を見ると、誰かがマスコミに背後から材料を与えたり、誰かがストーリーを作ったのではないのか、あえて陰謀とはいわないまでも、誰かが後ろで管理しているようだという感じを吐露する人がいます。そういう勢力があると思われますか、それとも報道で飛び出して来たのでそれに追随しているだけと思われますか。

パク大統領 これまでの進行状況を追跡してみると、何だか以前から企画されたものではないか、との感じも消すことはできません。

チョン主筆 その企画者が誰なのかという心証はありますか。

パク大統領 今申し上げるのはちょっと適切ではありません。

チョン主筆 何か感じる所はおありですか?

パク大統領 何か偶発的なものではない感じがしています。

チョン主筆 大変失礼なお話ですが、万一弾劾が棄却されるかまたは承認されるかどちらかの結論が出ます。憲法裁判所の弾劾審判手続きが公正か、それとも違うかどう見ますか。結果を受け入れることができますか。

パク大統領 公正な裁判が行われることを願っています。裁判を受ける立場でそれ以上申し上げるのは困難です。

チョン主筆 憲法裁に出席しますか。特検捜査はいつ受ける予定ですか。

パク大統領 憲法裁判所への出席はまだ検討していません。特検の捜査には取り組む考えです。

チョン主筆 青瓦台でおこなわれるのですか。

パク大統領 (時期と場所を)調整中です。

 

(その2に続く。全2回。本記事はコリア国際研究所の記事 2017年2月7日掲載の転載です。)

写真:everystockphotoよりPresiden Korea Selatan Tiba di Bali

Park Geun-Hye, Presiden wanita pertama Korea Selatan tiba di Bali dalam rangka KTT APEC 2013 di Bali, Indonesia.

 

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