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海自ヘリ選定巡る下克上と内局 その3

Japan In-depth / 2017年6月25日 8時0分

この後国会では自衛隊は「実力組織」という奇妙な新語で呼ばれることになった。だが国家の有する暴力を独占する組織を、無条件に信用していいものだろうか。かつての大日本帝国は軍人を無条件に信じ、また一部将校の独断専行を許して無謀な第二次世界大戦に突入していった。現在の安倍政権含め、日本の政治にまともな文民統制が行えているのだろうか。

このような現場の独断専行と、無知な内局官僚の支配を是とするのであれば、組織として統制はとれない。この悪しき前例放置されるのであれば、満州事変や北支事変などのような「独断専行」がやり放題ということになる。自衛隊の現場は益々暴走し、また自衛隊の装備調達や運用はめちゃくちゃになるだろう。

それは自衛隊の弱体化を招くことになり、大いに国益を損なうだろう。旧軍での「独断専行」の横行の結果がどうなったかは敢えて説明する必要もあるまい。

*トップ写真:MCH101 回転翼機/出典:海上自衛隊

(その1、その2も合わせてお読み下さい)

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