今知る、震災市長のリーダーシップ
Japan In-depth / 2017年9月7日 15時59分
立谷家をルーツとする人々の集まりを紹介する「立谷ファミリー」のホームページによると、「江戸時代、立谷家のご先祖様は、廻船問屋を営んでいました。分業して、『材木』『米』『雑貨』『海産物』およびその他の物資を江戸時代初期から、立谷一族が結束して商いをしていました。」という。立谷市長の実家は、相馬市原釜地区で醸造業を営んでおり、典型的な「立谷ファミリー」だ。
廻船問屋は物資とともに情報を流通する。上意下達では生き残れず、現状に即して、臨機応変に判断せざるを得ない。まさに、震災後の立谷市長の行動と被ってくる。
相馬地方は鎌倉時代以来、この地を治めた相馬氏の城下町だ。相馬氏は隣接する伊達氏と抗争を繰り返し、そして生き残った。それを支えたのは相馬氏の武力と、「立谷ファミリー」による情報力だ。
立谷市長は、このような伝統の中で育った。本稿では詳述しないが、東日本大震災後、相馬家は地域住民の精神的支柱としての役割を果たした。立谷市長は実務のリーダーとして獅子奮迅の働きをなした。この地域の伝統の力を感じざるを得ない。
『東日本大震災 震災市長の手記―平成23年3月11日14時46分発生』は、東日本大震災・原発事故から故郷を守った当事者による戦いの記録だ。一人でも多くの方にお読み頂きたい。
(この記事には複数の写真が載っています。サイトによっては全部の写真が見ることが出来ないことがあります。その場合はhttp://japan-indepth.jp/?p=35971にて記事をお読みください)
TOP画像:医療法人社団茶畑会相馬中央病院 提供)同上HP
この記事に関連するニュース
-
原発事故に翻弄された「震災ポニー」 たどりついた安住の地で〝育ての親〟と過ごす日々
産経ニュース / 2024年4月21日 8時0分
-
奥能登、臨時災害FM局開設ゼロ 人員不足、支援情報伝達に課題
共同通信 / 2024年4月20日 21時4分
-
【開催レポート】福島県南相馬市『みらい農業交流スペースTSUMUGI開所式』及び『みらい農業学校開校式』を4月11日(木)に開催しました
@Press / 2024年4月12日 11時0分
-
石川県七尾市、能登町、穴水町、内灘町の仮設住宅890戸へ緑のカーテンを設置
PR TIMES / 2024年4月11日 11時15分
-
「能登の復旧が進まない」のは、誰にとっても他人ごとではない。これから国全体が高齢化すると同じことが繰り返される
OTONA SALONE / 2024年4月8日 11時51分
ランキング
-
1同僚女性遺体遺棄容疑の男、寝袋のようなものに入れて7〜8m下の沢に落としたか…女性はつきまとい被害を職場に訴え
読売新聞 / 2024年5月3日 21時25分
-
2《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン / 2024年5月3日 18時30分
-
3【速報】「脱炭素」実現に向け連携確認 日・ブラジル首脳会談
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月4日 0時49分
-
4自民党、パー券公開基準引き下げで調整へ
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 22時53分
-
5「風呂キャンセル界隈」SNSで話題 うつ病当事者から困惑の声
毎日新聞 / 2024年5月3日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください